Alden 新入荷

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Alden入荷のご紹介。

・54411 ” V-tip ox. / Dress calf “
・56610 ” Cap toe ox. / Dress calf “

今回入荷したV-tip 、Cap toeはどちらもモディファイドラストが用いられたモデル。

Arch sapporoに立ち数年、幾度とAldenを来店くださるお客様にご紹介してきましたが、圧倒的にモディファイドラストにおいてはV-tipを求めておられる方が多いように感じました。

何故V-tipがこれほどまでに人気を誇るのか、日頃考えていました。

その中で、きっとこれなのではという説があります。

___1970年代、医療矯正靴に進出したAldenがそれより以前にAldenの傘下となったオールドコロニー社の技術と共に製作し誕生したモディファイドラストで最初に生まれたモデルがV-tipだから、というもの。

個人的にもかなりその点だけでも魅力を感じます。

しかしながら、革靴全般について知っていくと個人的には外バネのCap toe、Plain toe、stright tipのいずれかを持っておく方が洋服のスタイルを考えた時、マストだと思っています。

革靴のつま先、トゥの部分にはそれぞれに意味や歴史があり、

一般的にトゥのみでいうと、

ストレートチップ → キャップ トゥ → プレーン トゥ

という順番でフォーマルの度合いが下がっていきます。

冠婚葬祭で間違いなく所有しておくべき革靴は内バネのストレートチップ。

では、v-tipとは何か…

元々はU tipから派生されたものだと文献で読んだことがあります。

U tipはノレウェーの漁師履として用いられ、のちにアメリカ、イギリス、フランスでゴルフ靴やカントリーシューズ、狩猟靴として普及されていきました。

そこから、Aldenのモディファイドラストが誕生しモディファイドラスト用に変化したのがV-tipとされています。

元はそういったアクティブな用途から生まれたモデルということがわかります。

今回入荷された、56201はAldenの公式ではCap toeと表記があるのですが、トゥの形だけで見るとおそらくストレートチップに分類されます。

このストレートチップの外バネはスタイルを考えた時かなり万能だと思います。

最もフォーマルなトゥでありながら、外バネでドレスダウンしたバランス。

男の洋服の基本的なパンツである、5ポケットパンツ・チノパン・軍パン・グレートラウザーの全てに合わせた時意味付けができるからです。

V-tip、Cap toeどちらにも歴史的背景があり、片方が優れているとい訳ではなく、どちらも同じだけ魅力があり、意味があり、スタイルがあると私は思います。

余談になりますが、

少し前に、Aldenのモディファイドラストは疲れにくいと、よく店頭で話すのでどれだけ疲れにくいのかArch sapporoから自宅までかなり距離があるのですが、約4時間以上かかる距離を歩いて帰り実証しました。笑

呑みあけで酔っていたというのもあり、理性が若干飛んでいて助かりました。

徹夜に近いことをしたので、身体的な疲労はあったものの、

靴擦れや局所的な足の疲労は一切ありませんでした。

自然と背筋も伸び、疲れにくく、それでいて艶やかでオーラのあるAlden。

この機会に是非。

今回ご紹介した2型の他にも昨年の末頃に入荷したロングウィングチップ / コードバンレザーも少数ですが在庫がございますのでこちらも店頭でご覧いただけたらと思います。

Arch sapporo 柳田