KENNETH FIELD 23AW / 50s UNCONⅡ HARRIS TWEED WINDOWPANE
秋冬シーズンのジャケットのラインアップの中で外すことのできないツイードジャケット。
実はArchでは、これは持っておかなければならない、
むしろこれさえ持っておけば洋服に困ることのない、
というスタンダードアイテムを書き連ねたリストがあるのですが、
その中の1つにツイードジャケットがあります。
およそ流行とは関係なく普遍的なもの。
着用を重ねることによって自分の体へ馴染み、生地の風合いも変化していく。
毎秋冬の到来が楽しみになるようなジャケットです。
KENNETH FIELD / 50s UNCONⅡ HARRIS TWEED WINDOWPANE
COLOR / OLIVE
SIZE / 38 , 40 , 42 , 44
PRICE / ¥96,800- (inc tax)
【ONLINE SHOPはこちら】
今回KENNETH FIELD(ケネスフィールド)からリリースされたのは、HARRIS TWEED(ハリスツイード)に特注で製作したKF別注の特別な生地。
KENNETH FIELDデザイナー草野氏が思い描く理想のツイード生地を用いて、スポーツコートを製作いたしました。
KENNETH FIELD特注のHARRIS TWEED
HARRIS TWEED、
世界的に有数の毛織物産地であるスコットランドの北西部にあるアウター・ヘブリティーズ諸島に由来する生地。
「アウター・へブリティーズ諸島でその住民によって手織りされ、アウター・へブリティーズ諸島で仕上げられ、アウター・へブリティーズ諸島で染色・紡績されたピュアヴァージンウールを原料とするもの」
とイギリスの法律に定められ、伝統的な製法と品質を守って生産され続けています。
今回KENNETH FIELDがオーダーしたツイード生地は目付にして、およそ490g/mほど。
何色もの糸を使った深みのあるダークオリーブカラーをベースに、ブルーのオーバーペーンが入っているオリジナルウィンドウペーンパターンです。
このペーンのカラーにはこだわって幾度と試織を繰り返したそう。
よくよく見てみると経糸と緯糸で濃淡が異なります。
経糸が濃い方が良いか、緯糸が濃い方が良いか、試行錯誤し決めたそうです。
タテを濃くしたらストライプスーツのようにスタイルアップ効果があったり、ヨコを濃くしたらボーダーシャツのように横長に見えたり。
どれだけ濃淡をつけるのかにもこだわって製作した、とお伺いいたしました。
ミリタリーアイテムとの相性も良いダークオリーブカラーに、シャンブレーシャツとのスタイリングを想像したブルーのオーバーペーン。
緑と青のコントラストが映える柄は、新鮮に映ることでしょう。
Archでセレクトしたのは、ブランドが長年にわたってリリースしてきた50s UNCONⅡのモデル。
ナローラペルに3パッチポケット、センターベントでボックスシルエットのアメリカントラディッショナルなスタイルが特徴の形です。
比較的コンパクトなフィットが特徴の50s UNCONⅡですが、ハンドウーブンで織り上げられた特注ツイードとの組み合わせは抜群。
体のラインにフィットしながらも、腕の取り回しや体の動作に吸い付くような着心地は、この生地ならではです。
昔ながらの古き良きものづくり。
数百年もの間、国によって守られてきた洋服文化をもとに、ブランドのフィルターを通した新しいモノづくり。
イギリスの生地を用いて、アメリカントラディッショナルなモデルを日本人にあうフィットでデザインする。
ハイブリッドなジャケットほど、着こなしが楽しくなるものはありませんね。笑
「手持ちのワードローブが新鮮に見えるようなアイテム、だけれども突拍子があるわけでもなく馴染むもの」草野氏が大事にしていること。
このツイードジャケットがあることによって、既に持っているものとのスタイリングが活きてくるようなアイテム。
ぜひ秋冬のお供にこのツイードジャケットを。
小村