“メイドインハワイ”アイランドスリッパとは

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今回のブログでは7/18(FRI)~7/27(SUN)の期間で開催する「ISLAND SLIPPER POP UP SHOP」に伴い、アイランドスリッパ についてご紹介させていただきます。

快適な履き心地と、リゾート感を残しながらも通常のトングサンダルとは一線を引いた高級感のあるアイランドスリッパ。所謂”ビーチサンダル”の形でありながらラグジュアリーな雰囲気が魅力の一足です。
“メイドインハワイ”とそのデザインからハワイらしさを感じるサンダルですが、実のところそのルーツは日本にあります。

1946年、日本からハワイへ渡った移民である「本永 瀧蔵 (モトナガ タキゾウ)」という人物が、オアフ島で創業したブランドこそがアイランドスリッパの始まり。
当時は日本で慣れ親しんだ草履や雪駄をベースとしたサンダルからスタートしたそうです。

日本人ならではの”丁寧なモノづくり”は時間とともにハワイの現地の人たちにも認知されるようになります。1970年代に入るとサーファーブームもあり、アメリカ本土にも進出。1985年には今現在の経営者ジョン・カーペンター氏に会社を売却。ジョン・カーペンター氏に経営が変わってからも”丁寧なモノ作り”は「メイド・イン・ハワイ」として引き継がれています。

ここで個人的な話になるのですが、私曲木が大学の卒業旅行で行ったハワイで見たアイランドスリッパについて少しばかり。

ハワイ現地にて購入したアイランドスリッパ


ずっと行きたくて念願叶いようやくいけたハワイ。自分もハワイにせっかく来たならと思い、アイランドスリッパを現地で購入しました。

その時に見た光景で興味深かったことがありました。それはアイランドスリッパが直営店以外にもショッピングセンターのサンダルコーナーに置かれていたり、通路の販売ラックに飾り気がなくかけられていたのです。その光景はいわゆる日本での「おしゃれな人が履く高級ビーチサンダルというイメージ」とは少し違いました。それはファッションというよりも、”道具”や”日常で必要なアイテム”に近い感覚。ビーチサンダルが主流なハワイではその履き心地と機能性から、現地の方の生活の一部にまで浸透しているのだと思った瞬間でした。

ARCHで取り扱っているブランドでも始まりは道具として生まれ、今もなお国によっては日常的に使用されているものが数多くあります。(例えばブランドストーンのブーツはオーストラリアでは日本のホームセンターのようなところ販売されているそう)。これは決して良い、悪いというのではなく、それほどまでに現地の方の生活の一部にまで浸透しているということだと思います。
そしてその機能美とも言える普遍的なものを持った洋服やアイテムをどのように着こなすか。
それは洋服の面白さでもあります。
次回のブログでは、今回のイベントで展開するラインナップと、コーディネートをご紹介します。

ARCH STELLAR PLACE 曲木