BLAZER
BLAZER(ブレザー)は、19世紀の英国にルーツを持ち、1920年代には米国へと渡り、そして日本では1960年代のアイビーブームによって定着しました。
今となっては様々なブランドが「ブレザー」を発表し、男のワードローブに欠かすことのできない、紳士的かつシーンを選ばない万能な洋服として愛されていますよね。
それほどに普遍的なアイテムである「ブレザー」をARCH流に解釈してキャラクターを持たせ、唯一無二な物として表現するにはどうすれば良いだろうか?
今回の企画はそんな発想からスタートしました。
そこで、僕たちはとあるイギリスのヴィンテージウェアに着目しました。
それは、1950年代にイギリス国鉄(BRITISH RAILWAY)の車掌が制服として着用していたと思われる、ウール素材で作られたジャケット。
ハーフムーン型のレザーパッチが配されたポケットと袖口のパイピングが目を惹きますが、僕たちが注目したのは「素材感」と「ラペルの形状」でした。
この厚みがあってドライな質感の綾織生地をブレザーに採用すれば、ワーク感が強くなり、いわゆるキレイ目なブレザーとは一味違う物が作れるのではないか?
そして、現代のスーツやジャケットではほとんど見られない、緩やかなカーブを描いた独特な表情のラペルをデザインに活かすことはできないだろうか?
このイメージをもとに、日本国内でも数少ない、ハンドテーラーリングを多用するスーツ工場にて、僕らが理想とする「ブレザー」を製作いたしました。
DRESS & ARCHIVES
BLAZER
8月25日(金)発売
ユニフォーム感が強く、ドレスとワークの中間のようなイメージで、他にはない無骨な印象のARCHらしいブレザーが完成しました。
詳しくは次回のブログにてご紹介いたします。
ARCH 市電通り 川上