FANNI LEMMERMAYER / V-Cardigan Exclusive Model

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明るい色のアイテムを身につけるとその日の気分を高揚させてくれる気がします。
私自身、様々な色味のある洋服を好んで着用します。
オレンジのコートからピンクのシャツ、水色のカーディガンなど。

人の好みは千差万別であり、暗いトーンの色味がお好きな方もいらっしゃると思いますが、その中に一つでも明るい色を交えることで、普段の洋服の雰囲気とガラッと変わっていいエッセンスを加えてくれるのではないでしょうか?

その中でも私自身5着ほど所有している、世界で最も多色使いのニットブランドをご紹介致します。

“FANNI LEMMERMAYER”
1877年にオーストリア・ウィーンにて創業したFANNI LEMMERMAYERは、アルパカ100%の糸を使用。
パール編みを製造する工場を世界で初めて設立し、創業者ファニ レマメイヤーの「最高のものに勝るものはない」という信念のもと、伝統と品質を現代まで守り続けています。

このパール編みは平編みの横の列が1列置きに表目と裏目で形成されているのが特徴的で、リブ編みにくらべると縦横の方向に伸縮性が大きい特性があります。
その為、完成した編地には裏表の区別がないことでも有名です。

その為、カットソーなどを着用してもウール特有のチクチク感も無く、ストレスなくご着用頂けます。
ボディは2PLYと呼ばれる2本の糸を撚り合わせた糸で織られた生地。
弾力がありシワになりにくく、通気性も良いのも特徴です。

今回、別注として製作した色は2種類あり、私上田と荒がそれぞれ配色を考えました。

Fani Lemmermayer / V-Cardigan Exclusive Model
Color / BLACK×BROWN×GREY
Size / 1 , 2 , 3
Price ¥93,500- in tax



「今回、初めてのLEMMERMAYERの製作というのもあり、とても頭を悩ませていました。
オーダー締切の前日には、夢にまで出て来てしまいました。苦笑

オーダーをする際に自分なりに構想をしていました。

①ベースはBlack
②落ち着きがありながらもスタイルのアクセントになるように
③普段3色を大きなベースにしてコーディネートを組む事が多いので、今回は3色で

S.E.H KELLYのDonkey Jacketとの合わせは今シーズンよくしていたスタイル。
このDonkey Jacketとの合せの為に、製作したと言っても過言ではありません!
(勿論、他のアイテムとの合わせて是非頂きたいです。笑)
それくらいに気に入っていたスタイルでした。

冬は、ツイードのジャケットの中に。
インナーはJOHN SMEDLEYのタートルネックかロングポロもお勧めです。
春先はシャツの上着としてタイドアップも一押しのスタイル。
初夏には半袖のカットソーの上からサラッと合わせてみてください。
従来のウール特有のチクチクは感じにくく、アルパカの柔らかい質感は肌にストレスを感じやすい方でも取り入れて頂けるかと思います。」

Fani Lemmermayer / V-Cardigan Exclusive Model
Color / YELLOW×NATURAL
Size / 1 , 2 , 3
Price ¥93,500- in tax

上田

「私も荒と同様に今回初めて自分で色を決めるということでしたが、この話を聞いてからもうすでに決めておりました。笑
イギリス人は中で色を使って遊ぶという事は諸先輩方や、お取引様にも聞いていました。

落ち着いた色味のジャケットやミリタリーウェアにも合いやすい、ブランドらしくも二色で明るい色を使用。

個人的に黄色が好きということもありますが、春先にもご着用頂けるような色味だと思います。
シャツやジャケットの合わせは勿論のこと、カットソーにも合わせて頂けます。

私はトラウザースを履く事が多いので、ピタッとした着用の1サイズで着用しております。
今時期はダークグレーやネイビーに合わせる事が多く、春先は白系の薄いベージュやストーン系のトラウザースに合わせてご着用頂きたい一着です。

色味や編み方について書いてきましたが、その素材にも注目して頂きたい一着です。」

使用される素材はアルパカの毛。
南アメリカのアンデス山脈にて放牧をされているアルパカは、刈り取る事ができる原毛に限りがある希少性の高い素材でカシミヤと同等以上と言われております。

FANNI LEMMERMAYERでは更に生後一年未満の、特に品質の優れた毛だけを選び、使用。
アンデス山脈という土地は標高5000メートルを超える高地で、昼夜の寒暖差が40℃以上になることがあります。
雨も稀にしか降らず植物もほとんど育たない、生物にとって極めて過酷な環境。

非常に厳しい環境の下に生きるアルパカの毛は保温性だけを持っていては危険ということがお分かりになると思います。
私もアルパカの毛の特性を初めて知った時は現代のハイテク素材にも負けず劣らずということに驚きました。

アルパカの毛は内部の空洞によって暖かい空気を溜めることが出来、保温性にとても優れております。
さらに、一定以上熱くなると毛が開くという作用があり、余計な熱を発散する性質があります。
その為、軽量でありながら防寒性に優れ、気温の変化にも対応できる機能を備えています。

それだけではなく、脱臭効果もあります。
焼肉などに着て行ったとしても、一日通気性の良い場所で干しているだけで、その臭いは無くなっています。
また、しっかりとした弾力のある編地は摩擦にも強く、毛玉やシワにもなりにくいということも特徴です。
アルパカの毛は羊の毛などに比べると、直毛である為、絡まりにくいのです。

FANNI LEMMERMAYERのニットが昔からゴルフやハンティングなどのスポーツウェアとしても親しまれているのも納得です。

そもそも、アルパカは愛くるしい動物と思っていたばかりに、私自身この事を知り、非常に衝撃を受けました。笑
その時から、年に一着ずつ、多いときは二着購入し、数が増えていく一方です…。

今時期は、ほぼ毎日着用するくらい、私のワードローブに欠かせないアイテムです。
秋〜春にかけて3シーズンご着用頂ける一着ですので、今時期にお勧めです。

是非この機会にお試し下さい。

オンラインショップはこちら

Arch 市電通り 上田

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