MOJITO / GEORGE’S COAT “ULTIMATE”
皆さんこんにちは、ARCH米村屋の阿部です。
アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ著 『雨中の猫』。
文豪ヘミングウェイの私生活や作品が持つ世界観をデザインに投影し、洋服を制作している”MOJITO (モヒート)
『雨の中の猫』は雨の日のホテルを舞台に、倦怠期の夫婦を描いた短編小説です。
作中に登場するジョージの妻が、ホテル2Fの窓から雨の中にいる小さな猫を見つけ雨が降りしきる外へと出ていき、それを庇ってずぶ濡れになっているジョージの姿からインスピレーションを得て生まれた”GEORGE’S COAT”は、MOJITOの哲学を如実に表したブランドを代表するコートのひとつ。

COLOR / BEIGE
SIZE / S.M.L.XL
PRICE / ¥297,000-
永年に渡りMOJITOをご愛用いただいている、ひとりのお客様からの声をカタチにすべくスタートした。
歴代のGEORGE’S COAT全てを所有されている氏から、ぼくは多くのコト、モノを教えてもらった。
旅と雪山、極寒の地が大好きな氏と2ヶ月に1度くらいのペースで会い、主にモノについての話をする。
つい先日は、東京の宝とも称される御菓子処「さゝま」の松葉最中の話に花が咲いた。
「きっと、最中の究極は『松葉最中だよね〜』」。
男二人で小一時間、盛り上がる。
その前はサインペンで、その前の前は大福餅、さらに前は懐中電灯だった・・・。
『山下さん、来年の雪山にはGEORGE’S COAT”を着て行きたいんだけど、防寒性が高いGEORGE’S COATがあれば欲しいな〜。おもて面はオーセンティックなツイードだけど、ある程度の防寒性と撥水機能があり、蒸れなくて保湿性があるのがイイよね!とにかく雪山は寒いから、首まわりや手首もガッチリ閉まる仕様で、着丈も少し長めだと有り難いんだけど。
あっ、あとカメラを首からぶら下げた時に固定できるようなタブがあると嬉しい。大袈裟なタブじゃなくて・・・。
でも、究極なGEROGE’S COATね!』
約1年前にそんな会話からスタートした。
機能素材とツイードの相性テストを重ね、ファースト、セカンド、サードサンプルを約1年かけて作り続けた。
もちろん、氏にサンプルを見てもらい、お互いにアイデア出しを繰り返した。
ここで、氏とぼく、丸縫いの職人さん、パタンナーの苦労話をすると終わりが見えないので割愛することに。
決して大袈裟ではなく、とんでもないGEORGE’S COATが完成したんです。
氏とぼくの英知がてんこ盛りのアイテムです。ぜひ!!
“MOJITO 山下 裕文”

今回のリリースされた”GEORGE’S COAT”
表と裏地には生地サプライヤーがストックしていたもので、現在の生地番地ではなかなかお目にかかれない、貴重なHARRIS TWEEDのツイードを贅沢に使用。写真で見る以上にかなり存在感があり生地です。
最高峰のアウトドアウェアに用いられるハイスペックメンブレン生地を、ツイードの間に挟み込みボンディング加工で圧着、非常に透湿性が高く、雨や雪が浸透するのは防ぎながら蒸気は逃してくれるので、暖かさは担保されつつも蒸れにくいのが特徴です。




実用的に使える大きめのフード、フロントはダブルジップ、スラッシュポケットもあり細部のギミックにもかなり拘り抜いた究極の一枚。クラシックなアイテムですが、様々なスタイリングに溶け込んでくれる十人十色なコーディネートを楽しんで頂けます。

COLOR / RED
SIZE / S.M.L.XL
PRICE / ¥297,000-



このコートは全て一人の職人さんが一着を縫い上げていく丸縫いで仕立てられています。
限られた生地量で制作している為、BEIGE CHECKは12着、RED CHECKは9着しか作ることができませんでした。全ての個体にシリアルナンバーが振られており、こういったスペシャル感も男心擽られる所です。
GEORGE’S COAT “ULTIMATE”、是非とも店頭にて実物をご覧頂ければと思います。
ARCH米村屋 阿部









