皆様こんばんは、ARCH米村屋の阿部です。

23A/Wの新作として”MOJITO”よりスペシャル別注を制作して頂きました。

本日のBLOGではMOJITOデザイナー山下氏にインタビューをさせて頂きましたので是非、お付き合い頂ければと思います。

今回リリースされる”CAPA JACKET Bar.2.0 -ARCH EXCLUSIVE-“

ベースとなっているのは1944年ノルマンディー上陸作戦を輸送船から観戦したヘミングウェイに、写真家ロバートキャパも同行していたのですが、『M-1943 FIELD JACKET』を着てヘミングウェイと並ぶキャパへのオマージュとしてデザイン。

『CAPA JACKET』は、そのM-1943のライニングをデザインソースにしています。

僕たちが好きな同ブランドの名作をARCHのフィルターを通した無骨で男臭い一枚に制作して頂いた一枚です。

まずベースとなる素材のチョイスです。男だから？？って事ではないかもしれませんが、デニムの様に着込む程に経年変化を楽しめる”ブラックのコットングログラン”素材。

（山下氏）

『素材のチョイスはリクエスト通り、コットングログランで、色はブラックの物を集めて精査しました。色がブラックという事もあり綺麗になり過ぎない表情の物を探しました。』

自分達で生地サンプルを吟味し、素晴らしい生地に出会いました。カラーリングも相まって上品さもありつつ着込む程に雰囲気のでる生地感です。

いつも気に入った洋服を買った時に大切に丁寧に着がちですが、こういった素材感のものは、敢えて雨、雪の日に着用しエイジングを楽しみたいタイプの人間です。笑

次はディテールなんですが。インラインで展開していた中綿を抜き、すっきりとした印象に仕上げました。中綿を抜く事で春秋にも対応できるのも嬉しいポイント。

（山下氏）

『仕上がりを確認した時の印象はコットングログランの光沢感とアイテムが持つ無骨さとのバランスが整ったCAPA JACKETになったと感じました。このアイテムは2015年にリリースしたCAPA JACKETをベースにしているのですが、今回は中綿を入れていないのですっきりとした印象もありますね。グログランは表面に凸凹があるのでガンガン洗濯して、少しだけ色落ちした表情も良さそうです。』

今回のジャケットのオススメのスタイリングは。

（山下氏）

『5ポケットジーンズ、軍パン、チノパンとの相性はとても良いと思います。全体のスタイリングとしては、このアイテムのブラックが引き立つグレートーンのコーディネートが面白そうです。ブラックの5ポケットジーンズにグレーのフーディーパーカーやニット、足元はサービスシューズでも良いですね。オリーブ色の軍パンに赤系のチェックのネルシャツを着て、このCAPA JACKETを羽織るスタイリングも素敵です。』

非常にシンプルなアイテムですが、その存在感はまさに”MOJITOらしい”一枚です。所謂ライトアウターにカテゴライズされるかと思いますが、コーディネートの組み方で3シーズン活躍してくれるアイテム。

今の季節、アウターとして着て頂いて良し、アームホール等のフィットもコンパクトなので冬場はオーバーコートのインナーとして忍ばせても良いと思います。オーセンティックなアイテムに”MOJITO”のソースが加わり唯一無二の一枚に仕上がりました。

以前にモヒートからリリースされていたCAPA JACKETは表地は馬布で中綿仕様で中綿にはシンサレートを使用していましたが、今回制作して頂いたCAPA JACKETはコットングログラン（コットン100%)素材。

グログランは固く密に織られた、横方向に畝のある織物で風合いはガシッとした厚手の印象でしっかりとした生地でハリがあり重厚感と高級感がある素材です。ARCHらしいフレンチワークなどに見られるカラー、ブラックで製作して頂きました。

アメリカ人のヘミングウェイがロバート・キャパと出会い、フランスにいたことによってアメリカ人がフランスを体現したような。

ARCH米村屋として3年目となりますが僕達がお店でやってきたこと、提案し続けているスタイル、MOJITO×ARCHのアイテムが完成したと思っています。

ARCH米村屋　阿部

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