My Vintage ~上田編~
本日は僕上田が普段から愛用しているJungle fatigue jacket 4thをご紹介したいと思います。
そもそも僕がミリタリージャケットというものに興味が湧いたのもwoody allen、彼がいたからこそ。
M-51ジャケットを着た彼の着こなしは、さらっと合わせていてどこか惹かれるものがありました。
当時どこかミリタリージャケットに苦手意識があった僕にはこんなに馴染ませて着れるものなんだと気づかせてくれた着方でした。
後日その話を諸先輩方にすると、
「M-51 JACKETも勿論いいけど、これもいいぞ」
と言って店の奥から持ってきてもらったミリタリージャケット。
他のミリタリージャケットよりもさらっとした軽い生地で、独特の格子の織りをした一着、それがJungle fatigue jacketとの初対面でした。
エポレットがなく、ミリタリー感も強すぎなく程よく着ることの出来る1着は苦手意識を持っていた僕には最適だと感じ、購入してからは自分でも驚くほど、手に取る回数が増えました。
1955年から勃発したベトナム戦争。
1965年から本格的に介入していったアメリカ軍の兵士達に当時支給されていたのがJungle fatigue jacketです。
熱帯地のベトナムでも着ることの出来るようにと開発された薄手でさらっとした生地が特徴になります。
長い戦争期間だったため1st~4thとアップデートを繰り返して着たジャケットでもあります。
その為、ジャングルなどで枝に引っかかるエポレットは省略され、ポケットのボタンが引っかかったりとれるのを防ぐために比翼が設けられたりしていきます。
また、途中から生地も変わり、リップストップという格子状の生地になります。
穴が空いたとしてもそれ以上裂けることを止めるためにと実用性と機能性を追求して進化していったJungle fatigue jacket。
“用の美”まさにこの言葉がしっくりくるアイテムでもあります。
当時、機能性を重視し、無駄をそぎ落とした1着が時代を経て、ファッションとして取り入れられる。
その佇まいに惹かれます。
なんといっても多少雑に扱っても問題なく着ることができる事が嬉しいポイント。
僕は熱帯地用で作られたという経緯から、春〜夏にかけて羽織ることが多いです。
ポケットが多ので財布やスマートフォンなどを収納でき、手ぶらでも出かけることが可能なのも個人的にはとても重宝します。
また、北海道という土地柄では、夏は昼が暑く、夜は少し肌寒いのでぐしゃっと丸めてカバンに入れておく。
夜になり、肌寒さを感じ始めるとともにカバンから取り出し羽織るそんな使い方が僕の鉄板です。
夏場だと、デニムにTシャツにこのジャケットくらいでラフに着ても様になります。
JACKET / Jungle fatigue jacket
T-SHIRT / BONCOURA
CAP / JAMES LOCK
JACKET / Jungle fatigue jacket
INNER / JHON SMEDLEY
BOTTOMS / MOJITO
CAP / JAMES LOCK
CARDIGAN / JHON SMEDLEY
SHIRT / IKE BEHAR
TIE / BROOKS BROTHERS
BOTTOMS / MOJITO
今時期だと、JHON SMEDLEYのコットンのタートルにMOJITOの別注GULF STREAM PANTSやタイドアップスタイルにバサッと羽織りたいです。
僕は綺麗目なアイテムに無骨なジャケットを合わせることを意識して着る事が多いです。
着込むごとに生地がクタッと馴染んでいき、色味も薄れていく変化は勲章とも言えるでしょう。
最初に憧れたM-51 JACKETではありませんが、Jungle fatigue jacketを買ってよかったと思っています。
Woody Allenのようにもっと自分に馴染むようにこれからも着倒していきたいです。
この時期に自信を持ってお勧めできるJangle fatigue jacketがDEAD STOCKで少量入荷しています。
ぜひこの機会にお試し下さい。
ARCH 上田