Alden / N8103 TASSEL MOCASSIN
実は先日のBLACK SHELL CORDOVAN PLAIN-TOE BOOTSと共にスペシャルアイテムの入荷が、、
BROOKS BROTHERSからの依頼を受けて、初めてAldenがデザイン・製作したといわれる足の甲に房飾りがつき紐がないデザインのTASSEL MOCASSIN。
とあるハリウッドスターがイギリス国王の履いていたタッセルシューズを元に、デザインや製作をBROOKS BROTHERSに依頼したのが始まりと言われております。
以降、東海岸の学生たちの間で流行り、ビジネスカジュアルシーンとしての地位を確立、巷では「弁護士が履く靴」と呼ばれていたそうです。
Alden輸入総代理店 THE LAKOTA HOUSE 別注によって生まれたN8103 TASSEL MACASSINは、Aldenに存在するTASSEL MOCASSINとは、一味違うどころか二味、いやそれ以上に一線を画すモデルです。
採用されているラストは、レイドンラスト (Leydon Last)。
AldenのTASSEL MOCASSINは、その多くがアバディーンラスト (Aberdeen Last)、Aldenが所有する数あるラストの中でも、幅が狭く華奢であることが有名なのではないでしょうか。
今回この靴に選ばれたレイドンラストは、アバディーンラストよりも幅が広く、足のウエスト部がシェイプされています。
またトゥ周りも、アバディーンラストほどポインテッドトゥではないので、幅広の足型でも履きやすいラストです。
アバディーンラストを履いたことがある方でしたら、足を通していただくとその差は歴然。
ヒールカップも高めに設定されているので、踵のホールドも強く、ローファーの悩みである踵抜けの心配が少ないのも良いところです。
使われているレザーは、Alpine Grain Calf。
スムースレザーにも使うことができるキメが細かでしなやかなレザーを贅沢に型押し加工を施し、傷やスレ、さらにレザー自体の屈曲性を高めたレザーです。
履きやすさ重視のローファーに傷が目立ちにくいグレインレザーの組み合わせは、嬉しい方も多いのではないでしょうか。
個人的なポイントが、赤みの強いアンティークエッジとのコントラスト。
赤みの強いブラウンとアッパーのダークブラウンの濃淡がこの靴の渋さを際立てているかと、、
このTASSEL MOCASSINのもう一つのディテールが、ヒールのステッチ。
BROOKS BROTHERSの別注品として製作されていた頃のTASSEL MOCASSINをモチーフとしたこのデザインは、よりツウ好みなディテールです。
端正な面構えの靴なので、裾幅は中ぐらい〜細めのボトムスで合わせていただくと格好良いと思います。
個人的にはホワイトジーンズやチノトラウザーズで春夏は決まり!!という感じです笑
Aldenらしい一足であるTASSEL MOCASSIN。
個人的な意見ですが、足型がかなりわがまま(笑)なので、モディファイドラストの靴を購入してからローファーというジャンルは忌避してきましたが、ローファーに嫌われた足をしている僕でも「履きやすい!!」と思える一足でした。
おそらくレイドンラストによるものだと思います。
歴史的な背景がたっぷりと詰まったAldenのTASSEL MOCASSIN。
まさかローファーが自分の足に合うわけないと思っていましたが、想定を大きく外して心地良いフィットだったので、物欲が爆発しています。
勿論、弊社の鉄の掟 “お客様優先”なので、マイサイズが旅立っていくのを、見送ることしかできないのですが、、笑
明日3月24日よりONLINE SHOP、店頭にて発売でございます。
Arch 小村
・・・
通信販売も承っております。
お問い合わせは下記の連絡先までお願いいたします。