OUTIL 24SS / VESTE THIERS , PANTALON BOGY “本藍”
OUTIL(ウティ)24ssから、1920s~30sのフランス軍ワークジャケットがデザインベースとなっているVESTE THIERSと、フランス海軍30sの作業用トラウザーをベースにデザインされたPANTALON BOGYのご紹介です。
OUTIL / PANTALON BOGY
COLOR / D.INDIGO(本藍)
SIZE / 1 , 2 , 3
PRICE / ¥41,800-(inc tax)
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どちらもOUTILでは馴染みのあるデザインですが、今回のVESTE THIERSとPANTALON BOGYは生地が一味違います。
合成染料を用いず、植物藍だけで染め上げた “本藍” 染め。
“藍染”にはいくつかの染色方法があり、タデアイなどを発酵させた蒅を使って染め上げる伝統的な技法や染色の過程で苛性ソーダやハイドロサルファイトなどの化学薬品を使用して染め上げる技法も多く用いられています。
その藍染の中でも、蓼藍や藍蓼と呼ばれる植物を染料として使用しているものが”本藍染”。
実物や写真で見るような真っ青な藍独特の青色には一回の染色で到達するのは難しいとされています。
濃い青も薄めの青も、染の回数や原料の色合いの組み合わせでコントロールしていく為、何度も染めて空気にさらし、綺麗な水で夾雑物を取り除き、理想とする青色に目視で近づけていく作業が必要です。
長く発酵させた原料は濃く染まり、若い原料は色の深みが少ないという特徴があり、染師の経験で、繊維をどの甕の原料にどのくらい浸けるか、またどの甕の原料を組み合わせるかで最終の仕上がりの色が決まっていきます。
繊細さかつ直観が非常に厳しく要求される職人技を妥協なく突き詰めた生地です。
四方どこからみても綺麗なAラインを描き、動きやすさも備えた機能美溢れるVESTE THIERS。
ワークパンツとは思えないほど綺麗なシルエットで、ベルトは勿論サスペンダーやシンチバックでも履けるため多種多様なスタイルに組み合わせやすい仕上がりのPANTALON BOGY。
どちらも長く着用することで見えてくるエイジングの風合いも魅力の一つです。
Arch 柳田