Gloverall / MONTY
ベルギー生まれ、イギリス育ちののダッフルコート。
海の上で漁や従軍する男たちのワークウェアーやミリタリーウェアーとして愛用されてきた歴史があります。
帽子をかぶっていてもすっぽりと覆う大ぶりなフード。
手袋をしたままでも着脱が容易なトグルボタンや手を温めることができる大ぶりなポケット。
防風性や防水性に富んだ密度の詰まったウールメルトン生地。
厚みのあるジャケットやニットを着用した上からでも容易に羽織る事ができるゆとりのあるシルエット。
元々ワークウェアーであったダッフルコートは、海軍のミリタリーウェアーとして、のちにイギリス陸軍や空軍にも採用されることになります。
1950年に入ってGloverall社は、防衛省から仕入れたダッフルコートを販売することで、ダッフルコートの知名度を広げることとなります。
お馴染みのH社によるビビッドなオレンジのダッフルコートもI社の驚くほど軽いヘリンボーンのダッフルコートもGloverall社がダッフルコートの地位を確立したからといっても過言ではありません。
広く知れ渡ったダッフルコートは国という垣根を超えて、イギリスやアメリカの学生たちや様々なカルチャーを持つコートとして、ベーシックウェアーの市民権を持つようになっていくのです。
oasisのroll with itのジャケット。
ダッフルコートを纏って映るリアム・ギャラガーの姿が、、、
先日のKnebworthのライブでは、US NAVYのサルベージパーカーを着ていたので、破天荒なリアムも意外とヴィンテージ好きなのかも、、と思ってしまいました笑
Gloverallのラインナップのうち、MONTYをセレクトしました。
二次大戦中、イギリスの象徴的な司令官フィールド・マーシャル・バーナード・モンゴメリーにちなんで名付けられたMONTYはミリタリウェアーとして、ワークウェアーとしての無骨さが残るシルエットです。
冒頭で書かせていただいたダッフルコートのディテールはきちんと踏襲されています。
雪が降ったり降らなかったりする時には大ぶりのフードがとても重宝しますし、グローブをつけたままでもボタンの開閉がとてもしやすいので、実用性に富んでいるコートだと言えるのではないでしょうか。
生地はウールとナイロンを混紡させたメルトンファブリックを採用。
イタリアンウールを贅沢にしたメルトン地はしなやかさや肌触りの良さを兼ね備えつつも、重厚で耐久性のある生地です。
イギリス陸軍に由来のあるキャメルとイギリス海軍に由来のあるネイビーの2色をご用意しました。
いずれもコンディションが良いオリジナルを見つけることは難しいのが現状。
ダッフルコートの立役者ともいうことのできるGloverallでダッフルコートをお選びいただきたいです。
ジャケットや厚手のニットの上から容易に羽織ることができるMONTY。
これからやってくる本格的な冬にぜひおすすめしたいアウターです。
ぜひ店頭にてご覧になってください。
Arch 小村
Gloverall / MONTY
COLOR / CAMEL , NAVY
SIZE / XS , S , M , L
PRICE / ¥79,200- (inc tax)