KLASICA Limited for Arch ”GHOSTⅡ”

上の写真は、マネージャー松本がKLSICA(クラシカ)の展示会の際、見つけた生地。
この生地の写真を見るだけで、ワクワクしてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか…。(僕はそうでした。笑)

元々、1930年代にRoyal Navy (英国海軍)の為に、巨額の国家予算を投じて開発された生地。
当時は戦闘機が大きな主力であり、海の上で戦うことも多かったそうです。
戦闘機が撃ち落とされて、脱出できたとしてもパイロットは冷たい海に落ちる事が多く、上空から発見されるまでの間に操縦士が生き延びることは困難でした。
そこで、高密度に仕上げて、できるだけ水を弾く事が出来る生地が開発されました。
開発された生地のおかげで、パイロットの海の上での寿命が数分から約20分以上にまで引き上げ、まさにイギリス軍兵の命を救ったと言っても過言ではない生地です。

これらの生地で何か出来ないか…。
パンツやアウターと様々な案が出ました。
色々と話し合った結果、市電通りのトラディショナルなスタイルにも合うARCHらしいコートを目指す事に。


デザイナー河村氏が所有していた、 1945年THE ORK RUBBER社で生産されたアメリカ軍のレインコート。
2枚の薄い生地の間に溶かした天然ゴムを塗り圧着し、火にかけて 作られる所謂ゴム引き素材のレインコートをデザインソースに。
アメリカ軍のレインコート × イギリス軍隊の命を救った高密度生地
ルーツ的なマッチングも最高ですし、このミックス感もArchらしい…。
僕たちスタッフの制服のような存在である所謂レインコートですが、
ベーシックでありながら今までになかった新鮮な仕上がりになるのではないかと。







襟が短く広い…
ノーベント…
後ろ袖、バックセンター、 脇 を巻き縫い…
フロント風除けの排除…
イメージソースはありながらも、河村氏のアレンジが加えられ、唯一無二のデザインへ。
これがKLASICAの格好良さだと僕たちは考えています。
ディテールひとつひとつから汲み取れる”ワーク”な雰囲気の仕上がり。
軍物のコートがルーツというのもあるので、良い方があまりよくありませんが、少し雑に着て、生地が少しやれてきた時が頃合いです。
河村氏曰く、「一度洗ってパッカリングを出して着てもかっこいいかも。」とのこと。

冒頭でも触れましたが、高密度な打ち込みの強い生地で水を寄せ付けず、風もシャットアウトします。
僕自身、この生地のアウターを数年愛用していますが、初めはパリッとした生地が、毎年袖を通す度に、自分に馴染んできた感覚があります。
綺麗に着ても良いですが、コットン特有のアタリが出てきて、少し色が抜けてきた時の雰囲気もまた最高に格好良いんですよね…。


今回ブラック、ネイビー、グレーの3色を製作していただきました。
どれも違った格好さがあるので、ぜひ袖を通してみてください。
襟裏の生地は、こちらでお願いしてメイン生地との相性を考えて選定。
今はなき、幻となったブランドをイメージして…。

KLASICA Limited for Arch GHOSTⅡ
“British fabric”
Arch Sapporo , Arch STELLAR PLACE , Arch南青山
1/31(土)3店舗同時発売
※展開カラーは店舗によって異なります。
生地の都合上、生産数があまり多くありませんので、お早めにご覧いただけたらと思います。

次回のブログでは、スタッフそれぞれのスタイリングをご紹介します。
ぜひ楽しみにお待ちください!
Arch Sapporo 荒















