Arch / M48 PARKA LONG olmetex

Share
this article

2025年03月14日(金)から発売開始になりました、Archレーベルによる

M48 PARKA LONG

当ブログにて多くの方に知っていただきたいのは

このArchレーベルにて製作したM48 PARKA LONGには大きく分けて2つの特徴があるということです。

デザイン“と”生地

2つの特徴について触れた後、
なぜこれらを採用したのか…所謂、生産背景を終尻に記述していきます。

“デザイン”

基本のデザインはM48 PARKA。

着丈、ディティールにM51を採用しています。

まずは名前の由来となっている着丈のながさと、肘のタック。

従来のM48には膝上程度の着丈に対し、膝が覆い被さる着丈。
肘にはM51から採用されているタック。これらも後ほど記述する生産背景によるギミックになっています。

従来の袖はボタンによって袖幅の調整を行えるような仕様ですが、このM48 PARKAは英国を彷彿とさせるスナップボタンの仕様。

今までArchで展開してきたM48PARKAのフードには鉄芯が入っておりましたが、今回の仕様では鉄芯はなくドローコードのみの仕様で柔らかい表情になっています。

もう一つの特徴、”生地“。

今回製作したM48 PARKAでは”OLMETEX”の生地を採用しています。

【Olmetex(オルメテックス)】
今から約70年前の1952年、スイス国境付近のイタリアCOMO(コモ)という街で創業。

コモは古くよりシルク産業が盛んな地区であり、シルクの生産において世界最高水準と言われています。

Olmetexは高密度のコットン素材を中心にクラシックかつ繊細な生地を生産しており、英国の老舗アウターメーカーなど、Olmetexの素材は一流のメーカーで定番的に採用されるなど、この分野における最高峰のメーカーと評されています。

高密度に織られた生地による撥水性と艶やかな見た目に加え、しっとりとした肌触り。

今回はBlackとTaupeの2色展開で、BLACKはヨーロッパらしいモダンなカラー。Taupeはミリタリーのスノーパーカーのようなカラー。

お好みのスタイルに合わせて選んでいただきたいです。

最後に”生産背景”について。

今回のM48 PARKA LONGを企画する上で、レインコートとしてもというのがイメージにあり、

着丈の長さや重ね着による機動性の確保を考慮した肘のタックなどへのギミックへ繋がっています。

 今までヴィンテージを忠実に再現してきましたが、Archの解釈するM48 PARKAという新しいアプローチから始まりました。

古くからヨーロッパ ヴィンテージやANATOMICA、後にforme`d expressionやCASEY CASEYなどのモダンなブランドも展開し、

年代やブランドに捉われず、全てを同一の目線で判断し展開を目指すArchにおいて、

今回製作したM48 PARKA LONGは20年の歴史が総括された洋服だと言えます。

何故今回は日本製なのか、この生地に至るまでどれだけのサンプルを試したのか、それらについては店頭でお話しできればと思います。

Arch 柳田

Archらしさ、20年が経ち改めて考える上で外せないのがAlden v-tip。

スタッフの中でも所有率の高いカーフレザー。

何故カーフレザーがスタッフ内で人気を誇るのか…

次回のブログでは最近入荷できた、

Alden / algonquin ox / calf leather について記述していきますので、ぜひそちらもご覧ください。