昔から、ミリタリーパンツの様な無骨なデザインながら、”ブラックカラー”のパンツはないものかと色々探していました。

後染めや米軍のBDU357等で、ブラックカラーのミリタリーパンツは見た事がありましたが購入には至らず…
ブラックというシックでいてモダンな解釈でありながら、少しの無骨さを持ち合わせたパンツがどうしても欲しい。

そんな中、長年構想していた理想のミリタリーパンツが、今季見つかりました。

2021FWにKLASICAからリリースされた“1960’S C-TWILL”です。

僕が追い求めていた、理想の一本がまさにこのニュアンスだったのです。

1960年代に、BRITISH ARMYに支給されていたCOMBAT TROUSERSをベースに作られた一本。

このカーゴパンツを象徴するポケット、ベルトループのデザイン、そのどれもが絶妙なバランスで配置され、無骨すぎないパンツに仕上がっています。

何よりもブラックになる事で、モダン雰囲気に一気に昇華されます。

左右についたポケットは、統一感がなくバラバラなデザイン。

丸みのあるベルトループも、イギリス軍特有のディテールです。

素材には、もっちりとした厚みのあるコットンツイル生地を採用しています。

高密度に織り上げた生地は、まるでベンタイル の様な触り心地…

デザイン、素材含めて、クラシックなブリティッシュミリタリー を感じられる一本です。

COLOR BLACK
SIZE 2 / 3 / 4
PRICE ¥39,600(in tax)

何故、ブラックのカーゴパンツが欲しかったのかと言うと、

⑴ジャケット等のアイテムに合わせた時に、全体的に上品に見せたかったから。

⑵CASEY CASEYやforme D’expressionといったインポートアイテムに合わせる際に、モードな印象とミリタリーの要素を自然に表現出来ると思った事。

⑶モダンな洋服もミリタリーという洋服も好きなので、どちらのファクターも詰まっているのが、ブラックのカーゴパンツだと思ったからです。

同系色だとセットアップの様なイメージで履けますし、オリーブのミリタリーパンツを合わせている時と同じ感覚で履くことも出来ます。

実際に履いてみて、かなり汎用性が高いパンツだと実感しています。

KLASICAが持つ魅力が詰まった一本だと思っています。

2021FWシーズン、お勧めしたいカーゴパンツです。

使い込んでいったら、墨黒のような色味になっていってさらに良くなるんだろうなぁ…経年変化もまた楽しみなとこです。

ARCH 宅見