Paraboot / CHIMEY
Archらしいセレクトアイテムというのを考えたときに、
たった一点のアイテムに様々なストーリーが詰まっている、そういったものであると思うのです。
例えば、シャンブレーシャツ一つ取ってみると、
アメリカンワークウェアーの代表的な存在であるけれども、
時代時代によって洋服のバランス・ディテールが変化しますし、海を隔てたヨーロッパでは全く異なるアプローチで着こなしている人がいるのであって、
それ自体がシャンブレーシャツというアイテムの魅力に繋がっているのでは、と個人的に感じます。
たった一つのアイテムでさえ、
色々な年代の、色々な国柄の、色々な人たちのスタイルの重なりを感じることができる。
そのようなアイテムをどんなふうに着ようか、考えると楽しいですよね。
ブログの冒頭で大風呂敷を広げてしまいましたが、
「これほどまでにフレンチアメリカンな靴はない!」という先輩の意見を聞き、僕が即購入にいたったParaboot(パラブーツ)のCHIMEY(シメイ)についてご紹介いたします。
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Paraboot / CHIMEY
COLOR / EBONY
SIZE / 7 , 7.5 , 8 , 8.5
PRICE / ¥96,800- (inc tax)
【ONLINE SHOPはこちら】
CHIMEYは100年以上続くメイドインフランスを貫く老舗シューズメーカーのParabootが数年前、ニューモデルとしてリリースしたモデルです。
トゥ周りを覆うモカシン縫い、履き口周りを囲ったイミテーションレース、付属のレザーシューレース、凹凸の深いラグソールを想起させるJANNUソール。
まさしくアメリカンブランド初のキャンプモカシンを彷彿とさせるようなシルエットです。
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使われているアッパーレザーは、Parabootといえばのリスレザーではなく、表面にブルームと呼ばれる油分が出てきづらいワクシーレザーを採用。
雨天や雪道などの全天候で着用できるメリットは残しつつ、よりイージーケアに改良を加えたレザーで、現に愛用している僕のも白く油分が表出してきたことは一度もありません。
また木型は、弊社でお馴染みのWILLIAM(ウィリアム)と同じ木型を採用しているので、
トゥに向けてシェイプがかかりややロングノーズ気味のエレガントなフォルムであるのも一つの特徴であるといってよいでしょう。
サイズについてWILLIAMやAVIGNON(アヴィニョン)をお持ちの方は同サイズで選んでいただくのがおすすめです。
現に幅広(2E)甲高の僕が、WILLIAMとAVIGNONと同じサイズでCHIMEYを楽に履いているので問題ないと思います。
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ソールはAVORIAZなどの使われているJANNU(ジャヌー)ソールを採用。
登山靴を製作していたParabootなだけあって、悪路を想定したソールはここ北海道の雪道では、そのポテンシャルがいかんなく発揮されます。
店の前で雪かきしていても滑りづらい、きちんとソールの凸凹が地面をとらえているからなのでしょう。
もちろんParaboot製のラテックス素材なので、氷点下になってもゴムが硬化しないですし、屈曲性や反発性も申し分ありません。
アメリカ顔のフランス靴、CHIMEY
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アメリカ顔のフランス靴、かつては混じり合うことがなかった両者がParabootのフィルターを通じてミックスされる。
この一足から様々なストーリーやスタイリングの想像を膨らませてくれる存在なのです。
僕はアメリカンでラギットなスタイリングを、Archらしいスタイリングに変化させる一足として愛用しております。
大好きすぎて、去年の帰省は2回ともこの靴で帰りました。
夏は開襟シャツにコーデュロイショートパンツ、冬はダウンベストにカウチンセーター。
ぜひアメリカ顔のフランス靴、キャンプモカシンらしいスタイリングでお楽しみください。
Arch 小村
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Cap : JAMES LOCK “TREMELO”
Jacket : rdv o globe “PANTHERS VE.”
Pants : BONCOURA “XX”
Stole : THE INOUE BROTHERS “TWO COLORED LARGE BRUSHED STOLE”
Bag : AMIACALVA “BACKPACK Arch EXCLUSIVE”
Accessories : NORTH WORKS “HECTOR BRACE” , KLASICA “2×2 RING”