Padmore & Barnes “Dead Stock”

Share
this article

1934年にアイルランドで創業したシューズファクトリー、Padmore & Barnes(パドモアアンドバーンズ)。

アイルランドの自社工場において、500人以上のスタッフと同社周辺の何百名もの人々が各家庭で行う 独自の伝統的なハンドメイド技術によって、長きにわたり靴作りを行ってきました。

1967年には、ハンドステッチでフルモカシンの画期的なシューズが考案され、英国のClarks社へ提案。

その後そのモデルは”Wallabee”としてリリースされたのは有名な話。

その後、Clarks社がコスト上の問題から生産をアジア圏に移しながらも、Padmore & Barnesの名義で Clarks時代の往年の名作をはじめとするオリジナルデザインの靴を変わらず生産。

今日もこの伝統を守り続け、カジュアルシューズの製造においてはそのデザイン性、また革新と生産技術の先駆者として国際的に高い評価を得ています。

個人的に存在を知ったのは、約10年前のArchのブログ。

当時はまだVintage , Anatomica , Klasica , Frank Leder , Alden , paraboot・・・ぐらいの時代。

それはAnatomica別注のPadmore & Barnesがデッドストックの状態で見つかったという内容でした。

当時のArchのスタッフ達が軍パンに合わせているスタイリングが、今思うととてもかっこよく、新鮮に思えました。

その後すぐに完売してしまったようですが、当時の僕にはまだ知識もなく、良さがあまりわかっていませんでした。笑

それから何の運命なのかArchに入社し、先輩達やオーナー山内の影響で一気に興味が湧き、今では別モデルで三足所有し、常にサイズが見つかれば購入しています。(もちろん全てアイルランド製)

現在は、生産国をポルトガルへ変更してしまいましたが、今回入荷したものは全てアイルランド製の箱付きデッドストック。

生産国が全てではないのはもちろんですが、生産国を気にしてしまうのは、このブランドが好きだから、このブランドの歴史を手にしたいと思ってしまうからかもしれません。

今回入荷したWillowは探していたモデルの一つで、通常はお客様優先というArchの鉄の掟があるのですが、山内に”一生のお願い”をこのタイミングで使わせてもらい、購入しました。すみません。

売れ残ったらもう一色買おうと思っていますが、(多分残りませんが)さすがにお客様優先ですので、まずは皆さま店頭でご覧ください。

Arch 松本

Padmore & Barnes
“Dead Stock”
size / 5H , 6 , 6H , 7H , 8 , 8H , 9 , 10

オンラインショップはこちら