デッドストック・ヴィンテージ生地・アメリカ製

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「デッドストック」、「ヴィンテージ生地」、「アメリカ製」
洋服好きの心をグッと鷲掴みにする魅惑のフレーズたち。
それら3拍子を揃えたプロダクトが、MSG&SONSの5ポケットジーンズです。

Brand : MSG&SONS
Style : D.S Cone mills jeans – Made in USA
Fabric : Vintage cotton denim
Color : Indigo
Size : 30 , 32 , 34 , 36
Price : ¥44,000- inc tax

数あるオリジナルプロダクトでも、ジーンズだけは頑なに作りませんでした。
なぜなら、僕たちにはBONCOURAという世界に誇れるほど素晴らしいジーンズがあり、それを超える物を作ることは簡単ではないからです。

今回のプロダクトは、Cone mills社・ホワイトオーク工場製のデッドストック生地が偶然見つかったことから始まりました。
BONCOURAが、濃淡ある味わい深いエイジングが魅力のスーパーヴィンテージのような生地を目指すなら、僕たちが目指すジーンズはアメリカの生地を使ってアメリカで縫製することで、古着も好きな自分たちにとってのリアルな視点からのジーンズの価値を最大化するということでした。

あえて言うならば90sのレギュラーLevi’sのような、アイテムそのものの迫力とか希少価値ではなく、普遍的でもちろん流行なんて気にしない、メンズのワードローブに必要不可欠なアメリカ製のジーンズを作りました。

今作のキーワードになっている、”Cone mills corporation (コーンミルズ)”は1891年にアメリカで創業したデニム生地メーカー。
特に1905年から稼働し始めたホワイトオーク工場は、約100年にわたりLevi’s社へ生地を提供していました。
残念ながら2017年にはその長い歴史に幕を閉じ、現在はもう作られていません。

生地だけに留まらず、縫製もアメリカのカリフォルニア州に位置する、1980年代からLevi’sの生産を請け負っていたファクトリーに依頼しました。
さらに、今回の縫製に使用されているミシンは全て古いSINGER社製のミシンであるという点。
ジーンズ好きな方はご存知かと思いますが、創業以来LEVI’SはSINGER社と密接な関係にあり、(のちにUNION SPECIAL社も)アメリカの外部工場でも共通のミシンを採用するという徹底ぶりだったことが伺えます。

細かい話ですが、縫製糸の太さを均一化せずに凹凸感を残すことで擦れやすくなり、エイジングしたときに風合いが良くなるような工夫も。
ボタンにはアメリカらしさを感じる月桂樹ボタンを採用しました。

70sから90sにかけてのLevi’s 501に見られるような、すっきりとしたストレートテーパードなシルエット。
ファッション的なデザインやモダンな空気感は一切排除した、キングオブベーシックなスタイルです。

ジーンズですらモードでラグジュアリーに表現されることの多い現代に、”失われつつある究極の普通”を求めた。
僕がまだお客さんだったころや、入社してすぐに「Levi’sの501は絶対に持ってなきゃいけないマストアイテムだ」と本当に色々な方に言われました。
今になってその意図が少しだけ分かるような気がします。

ベーシックかつ普遍的で、汎用性がありどんなコーディネートにも合わせやすい。
それゆえに穿き手の器量次第で表現も変わり、下手な小細工がないからこそ等身大でいられて、自分の現在地点を教えてくれるような懐の深さを持ち合わせています。

まずは一本。
そんな気持ちでおすすめしたいアイテムです。

ARCH南青山
小見野