New Brand “Ardennes”

16Feb. 2024

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いつもARCH南青山のブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。
気温も20℃に近づく日が増え、突然春に追い抜かれたような感覚です。

本日は2024年春夏シーズンからセレクトを始めた、新ブランドを紹介いたします。

“Ardennes (アルデンヌ)”
イタリアのカンパニア地方に拠点を構える、レザーファクトリー。
そのファクトリーを取り仕切っている、デザイナーのフィロメナ氏が2022年に立ち上げたブランドです。

80~90年代のモード全盛期を謳歌した彼女自身が手がけるアイテムは、その時代を彩ったメゾンブランドのアーカイブをベースにしつつ、彼女の視点でディテールやフィッティングをアップデートしています。
さらに、レザーファクトリーブランドだから実現できる、ハイクオリティのレザーを使用したコレクションは圧巻です。
モダンかつエレガントな雰囲気は残しつつも、現代のインポートブランドにはないバランス感を巧みに表現しています。

イタリアから発信される”Ardennes”は、現代に生きるファッションを愛する人々に、新たなる価値を提案します。

以前からARCH南青山でレザーウェアを取り扱いたいと考えていて、色々なブランドを検討しましたが、タイトフィッティングなものやハードすぎる物が多く決めかねていました。
僕らが思い描くレザーウェアはかつてのA社のような、上品さと無骨さを兼ね備えていて、それでいてARCHの軸であるミリタリーやワークウェアとの親和性もある、そんなブランド。

長らく見つけられずにいましたが、良いご縁があり、僕らの願いを叶えてくれるレザーウェアを取り扱えることになりました。

Ardennes / Sorbonne
Color / Cognac
Size / 46 , 48
Price / ¥149,600- tax inc.

フランスにかつてあったA社の、有名なレザージャケットのパターンをベースに制作されているジャケット。
ラムナッパを使用した、レザージャケットとは思えないほど柔らかくしなやかな質感。

当時のパターンには、イギリスのテーラリング技術も採用されており、レザージャケットでありながら程良いゆとりのあるアームホールや、安心感のある身幅の広さが特徴的で、レザー初心者の方にもオススメのモデルです。

レザー特有の男臭さはありながらも、決してハードすぎることはなく、ミリタリーカーゴを合わせても成立してしまいます。

これからの時期には、起毛感のないスウェットシャツや潔く白シャツとのレイヤードスタイル。
秋冬はインナーにニットを仕込んで、綿やウール素材とは違った雰囲気の中間着としてお楽しみ頂けます。

また、ワークウェアディテール盛り沢山のSorbonneは、スラックスとの合わせも抜群です。
カジュアルな素材感のスラックスにドレスシューズはもちろん、スニーカーを履いて抜けを作るスタイリングも春らしいのではないでしょうか？

Ardennes / Matteo
Color / Camel
Size / 46 , 48 , 50
Price / ¥154,000- inc tax

もう一つは、シングルライダース型の”Matteo”
個人的にも、非常に好みなジャケットです。

ライダースと聞いて、所謂”アメジャン”や”ロンジャン”といったダブルのタイプを思い浮かべる方が多いと思います。
顔の雰囲気や年齢的に、そういった強面のレザーライダースが似合わないという方に、是非オススメしたい1着です。

表革を使用したシングルライダースも他のブランドから発売されていますが、今回僕らがセレクトしたのは上質なラムスウェードを使用したモデル。
表革よりもさらに柔らかく、モチっとしていて、ずっと触っていたくなる質感。

ダブルジップの仕様は、レイヤードスタイルにさらなる奥行きを与えてくれます。
ダークブラウンよりも明るいキャメルは、春らしいレザージャケットスタイルに持ってこいの色味ではないでしょうか。

無駄が削ぎ落とされたデザインは、ジーンズスタイルやトラッドスタイルとの相性が非常に良く、ハリントンジャケットのようなイメージで着用して頂けると馴染みやすいと思います。

今回はシャンブレーシャツにジーンズで、ワークウェアを着崩すようなコーディネートをしてみました。
反対にドレスシャツにネクタイをしてトラウザーを穿く、あくまでこのジャケットを外しで使うような着こなしもカッコ良さそうです。

秋冬シーズンは、着丈の短さを活かして肉厚なニットジャケットの中や、ロングコートなどとのレイヤードスタイルが楽しそうです。