BONCOURA / SWEAT SERIES…
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。ARCH南青山の中村です。
光陰矢の如しとはよく言ったもので、楽しみにしていた5倍ポイントキャンペーン期間もあっという間に幕を閉じ、今年も残すところあと2ヶ月弱となりました。
本日は、先日の5倍ポイントキャンペーンでもご提案させていただいた、あのセットアップをご紹介いたします。
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BONCOURA / Loop Wheeled V Sweater
SIZE : 36 , 38 , 40
COLOR
GRAY 【オンラインショップはこちら】
OATMEAL【オンラインショップはこちら】
PRICE / ¥41,800- inc tax
毎年入荷する度にご好評いただいている、BONCOURAのスウェットシャツが今年も入ってきました。
ARCHのブログをご好読いただいている皆様は既にご存知かと思いますが、BONCOURAのスウェットは、今では貴重となった旧式の吊り編み機で作られています。
では、その”旧式の吊り編み機”は、何故貴重と呼ばれているのでしょうか。
吊り編み機という機械は、元々スイスやドイツで使われていました。それがアメリカに渡り、明治期の繊維産業の近代化に伴って、日本に入ってきました。そこから1960年代頃まで活躍しましたが、大量生産・大量消費の時代になると、ほとんどが廃棄されました。
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写真からも分かるように、天井から吊り下げられた機械で、生地が筒状に編まれています。ボディの部分を一枚地で作ることができるため、着る人の体型に馴染みやすく、洗濯を繰り返しても手編みのような独特の風合いを長期間保つことができます。
また、ある程度糸にあそびを持たせながら、低速で空気と一緒に編み込むため、生地感はもちもちとした弾力と、繰り返しの着用や洗濯にも耐え得る強度を兼ね備えています。
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しかしこの吊り編み機は、糸の重さで生地をゆっくりと編み上げるため、1日でたったの7メートルしか生産することができません。これは、BONCOURAの定番パーカーに換算すると4着も作れない程の量・・・。現在使われている織機と比較すると、わずか15分の1程度の生産性なのです。
年を追う毎に機械のメンテナンスも困難となり、作り手はもちろん、機械自体の希少性も増し続けています。となると、この吊り編み機で織られた生地自体、貴重なものであることがお分かりいただけたと思います。しかしこれはまだ、生地作りの背景の一部でしかないのです。
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生地の色に深みを持たせるために、一切グレーの色を使わずに複数の色を混ぜてグレー杢の色を表現しました。原綿の配合を1%単位で何度も調整して糸を作り、スウェットの形に編み上げる。
これを、理想の色が出せるまで何度も繰り返すという、ストイックな手法で生まれた、BONCOURAオリジナルブレンドのグレーなのです。
表面に生まれる、奥行きのあるメランジ感が、独特の風合いを出してくれます。
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こちらは、私が一目惚れしたOATMEALカラーの生地。
こちらにも様々な色が配合され、なんとも優しいナチュラルな色味となっています。
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裏地に使われているのは、同じく原綿の配合から糸の捻までこだわり抜いた裏毛生地。原綿の種類産地によって質感、手触り、色などが変わってくるため、それを組み合わせて理想の生地に仕上げるのは、至難の技です。
これほどまでに非効率的で繊細な物作り。
正に”至高のスウェットシャツ”と呼ぶ他ありません。
これだけのこだわりが詰め込まれた服を、10年以上先までリペアしながら着続けて、マイヴィンテージに育てられると考えると、今からワクワクしますね。
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生地にはブルー系も混じっているため、ARCHで取り扱うミリタリーパンツや、デニムとの相性も抜群です。無骨なアイテムと合わせてもどこか上品に、大人の余裕ある雰囲気を醸し出す”大人顔スウェット”。
敢えて綺麗なトラウザーズや、上品な雰囲気のあるツイードジャケットと合わせてカジュアルに着こなすのもお洒落ですね。
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女性が着るなら、鮮やかな色のアイテムと合わせてみるのもオススメです。タートルネックのハイゲージニットや、Iラインのスカートと合わせて雰囲気の違いを幅広く楽しむのも良いですね。
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BONCOURA / Sweat Pants
SIZE : 36 , 38 , 40
COLOR
GRAY 【オンラインショップはこちら】
BLACK【オンラインショップはこちら】
PRICE / ¥46,200- inc tax
どうしてもスポーツウェアのイメージが強いスウェットパンツ。そのため、まだ街着として手にしたことがないという方も多いのではないでしょうか。実は私自身も、今までスウェットパンツをコーディネートに組み込んだことがありませんでした。
しかし、このスウェットパンツ、店頭に入荷した直後から次々とお客様の元へと旅立っていき、早くもサイズ欠けが出ているほど、店頭で大好評をいただいております。
お客様方の心を鷲掴みにするBONCOURAスウェットパンツのディテールをご紹介します。
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ウエストはドローコードで調節が可能。
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ポケットは前と後ろに2つずつ付いており、ジャージというよりも、街着として着られる機能性にアップデートされています。腰回りのシルエットはコンパクトで、ジャケットなどのアウターを上から羽織っても、下半身をすっきりと見せてくれます。
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太すぎず細すぎず、絶妙なバランスで、スウェットを着ているとは思えない。というのが、私が初めて履いた時の感想です。
裾にはリブがなく、ストンと落ちるシルエットが美しいトラウザーズのようにも見せてくれます。
スポーティーな面持ちはしっかりと残しながら、生地やディテールをアップデートすることで、様々なコーディネートを楽しめるスウェットパンツへと、昇華されています。
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襟付きのシャツやジャケットを羽織っても違和感なく、それでいて野暮ったくなりすぎない、絶妙なバランスにまとめてくれます。
ニットキャップやスニーカーを合わせても、世間でよく見るスウェットパンツとは異なる雰囲気があります。
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ヴィンテージでは希少なBLACKカラーは、厚手のニットやハイゲージニットと合わせてモダンなコーディネートを楽しむのも良いですね。
敢えて非効率的な取り組みを続けるBONCOURAのプロジェクト。
着心地はもちろんのこと、コーディネートに組み込むことで、よりシルエットの美しさを体感することができます。
この冬、ご自身のワードローブに取り入れてみてはいかがでしょうか。
ARCH南青山
中村