MSG&SONS / FADED COLOR TEE “MADE IN USA”

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いつもブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。
7/4(thu)発売開始になる、MSG&SONSの新作について紹介いたします!

【7/4(thu) 発売開始】
BRAND : MSG&SONS
MODEL : FADED COLOR TEE “MADE IN USA”
COLOR / NAVY , BLACK , RED
SIZE / M , L , XL
PRICE / ¥12,100- inc tax
オンラインショップはこちら

目指したのは、リアルにアメリカらしさを感じるTシャツ。
MSG&SONSで展開している別企画のアメリカ製の白TEEとは、また違ったアメリカ顔を持っています。
弊社オーナー山内が所有する、1950~60年代のヴィンテージスウェットのやれ具合や古着ならではの独特な色の落ち方を、ピグメント加工と呼ばれる染色技法を用いてクラシックなアメリカンTシャツへと投影しました。

NAVY

BLACK

RED

液体染料ではなくピグメントと呼ばれる水に溶けない色素を、色の塊を細かく砕いた色の粒子(顔料染料)と合わせた特殊染料によって加工を施しています。
この染色を行うことで繊維の内部まで色素が浸透せず、糸繊維の表面に色素が付着した状態のまま洗いや乾燥を何度も繰り返すことで生地表面の顔料がこそぎ落ちていく。
その結果残った色素によって、まるで何十年も着古したかのような迫力のあるエイジングに似た風合いを表現できるのです。

書きはしたものの、文字だと分かりにくいと思いますので、分かりやすく例えるならペンキと似ています。
例えばコンクリートの上から赤いペンキを塗って、乾いた表面に水をかけまくったり硬いもので擦り続けると、元々の赤色が薄くなったり白っぽくなってはいくものの、完全に赤色がいなくなるわけではない。
そんなことを洋服で行っているのです。
なんだかヴィンテージっぽい風合いになりそうですよね。

正直なところピグメント加工自体は、現代においてオーソドックスな技法です。
ですが加工を加えているボディが、しっかりとこだわり抜かれているのが実にMSG&SONSらしい。

特徴として一つ目は、アメリカンTシャツと聞いて真っ先に浮かぶヘビーウェイトな生地を使用。もちろんアメリカ原産のコットンを使用しています。

次にボディ仕様は横割りではなく、丸胴と呼ばれる筒形のボディを採用。
丸胴は縫製工程が横割りと比べると少なく大量生産に向いていました。
僕も含めて、大量生産と聞くとネガティブなイメージを持ちがちですが、丸胴に関しては筒形に編まれた形状がゆえにサイドシームがありません。
そのため縫い目が肌に当たるストレスがなく着心地が良いのです。
大量生産というアメリカらしい効率主義的な生産背景の副産物として生まれた着心地、なんとも僕たちがイメージするアメリカです(笑)

あえてタグをつけていない仕様なのもこだわりの一つ。
言われなければ気にしませんが、こういった細かいディテール一つからもアメリカ”らしさ”を表現しています。

【STYLING SAMPLE】

T-SHIRT : MSG&SONS “FADED COLOR TEE “MADE IN USA” / BLACK
SHIRT : FRANK LEDER
PANTS : A VONTADE (PERSONAL)
SHOES : repetto (PERSONAL)

JACKET : CASEY CASEY
T-SHIRT : T-SHIRT : MSG&SONS “FADED COLOR TEE “MADE IN USA” / NAVY
PANTS : BONCOURA
SHOES : MSG&SONS

HAT : VINTAGE (PERSONAL)
T-SHIRT : MSG&SONS “FADED COLOR TEE “MADE IN USA” / RED
PANTS : MSG&SONS
SHOES : MAGNAFIED

フェードした色合いのTシャツは単体で着用しても様になります。
フロントポケットも排除しているので、春先や秋口のジャケットインナーにも最適。
ソリッドの濃色なジャケットと合わせても色がボケずに、素敵なレイヤードスタイルになるはずです。

Tシャツに5ポケットパンツという王道のコーディネートは間違いないですし、ジャングルファティーグパンツやM47などのカーゴパンツとの相性も言わずもがなです。
またデザイナーズブランドのボトムスと、シンプルに組み合わせを楽しむのも良さそう。

Tシャツという普遍的で誰しもが着たことのあるアイテムだからこそ着こなしは十人十色であり、その人の個性が色濃く反映される一着だと思います。
ぜひ思い思いなスタイリングでこの夏を楽しみながら乗り切りましょう!

ARCH南青山
小見野