今年20周年を迎えたARCHは、元々古着が7~8割で新品が3割ほどの商品ラインナップでした。
本質的にカッコ良いと思う、多国籍なワークやミリタリーのジャケットやパンツ。クラシックなニットウェアやスポーティなスウェットシャツ。
古着と新品、国やプライス、ひいては時代に左右されない”良い物”を提案し続けている、そんな昔ながらのARCHが僕は大好きです。

現在では、そのARCHスタイルに呼応するような相性の良いブランドを選りすぐり、昔以上に提案の幅が広がっています。

東京・札幌でも、ここ数日猛烈な寒気に襲われ、いよいよ長物のアウターが活躍する季節がやってきました。
バルマカーン、トレンチ、チェスター、ダッフル、フィッシュテイル…
クラシックであり普遍的。いつの時代も廃れることのない定番のコートたち。
我々にとって欠かすことのできない、アウターラインナップです。

それらのクラシックアウターに並んで、最近のARCHで、一際異彩を放つコートがあります。
そのコートとは、フランスのCASEY CASEYが作る”BIG BLOBBY COAT”
毎シーズンのラインナップにあれば必ず仕入れているコートで、お客様をはじめスタッフからも根強い人気を博しています。

デザイナーのフランコ＝アンリ、ギャレス・ケイシーは、ファッションだけでなく陶芸・絵画・ガーデニング・料理など様々な物事を遊び心を持って学ぶことで、インスピレーションを生み出し、ユニークなモノ作りを行います。
CASEY CASEYの独創的なテキスタイルやパターンは、デザイナーの豊かな感受性によって表現されるのです。
発展した生産環境や、卓越したセンスや技術を持つ作り手がいる。
昔にしか作れなかった洋服があるように、現代だからこそ生み出せる洋服があります。

ここまでで、察しの良い方はお気づきかと思います。
2024年冬。
ARCHとして初となるCASEY CASEYとの別注アイテムを制作いたしました。
別注に至った経緯や、アイテムの詳細は次回のブログにて…
乞うご期待下さいませ。

ARCH南青山
小見野