Scye / ショールカラーカバーオール
素材、カッティング、内部構造にまで配慮したアナトミカルな洋服作りが特徴的な「Scye」。
本日は新作アイテムのご紹介です。
US NAVYのデニムショールカラージャケットを彷彿とさせる1着…なんですが、オリジナルヴィンテージには無いクリーンな印象が非常に”らしい”仕上がりです。
生地は経糸にインディゴ染料で染めた糸、横糸にグレーの糸を使用した特殊なデニム。
本来のカジュアルなイメージの強いデニムとはまた違った表情です。
パタンナーの宮原氏曰く、
「現代の服は機能より見た目が重視されていることが多いですが、当時の服は剣を振るためだったり、馬に乗るためだったり、動きを考慮した作りになっている。それらを参考に、僕らが作っている服はデザイン線よりも機能線を重視しているのが特徴です。意味のある切り替えや仕様でなければ入れる必要はありませんから、”理にかなった服作り”が基本。」とのこと。
前述した”機能”を重視した独自のパターンや構造は、古い裁断書やヴィンテージの洋服を研究し、出来上がったものだそうです。
そこからもたらされるものが、結果的にデザインとしてのアクセントにも成り得るものだったりするのも、この「Scye (サイ)」というブランドの面白さだと感じます。
素材へのアプローチ、そしてサイ流のテーラリングで再構築されたジャケットは、まさに唯一無二と呼ぶに相応しい1着ではないでしょうか。
是非1度、店頭にて袖を通してみて下さい。
ARCH STELLAR PLACE 川村