FRANK LEDER / DEUTSCHLEDER

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Arch Stellar Placeのブログをご覧の皆さんこんにちは。Archの松本です。

ここのブログを書くのは約3年ぶりになりますが、今回はFRANK LEDERのアイコンでもあるシリーズDEUTSCHLEDER(通称ジャーマンレザー)が約3年ぶりに復活するということで、どうしても日頃Arch Stellar Placeに通っていただいているお客様へ伝えたく、この商品を仕入れた僕からご紹介させていただきます。

少し長いです。笑

まず、DEUTSCHLEDER(通称ジャーマンレザー)とは、簡単に申しますとCOTTON 100%による極厚のモールスキン、そしてドイツのカルチャー。

ドイツの労働者階級の人達のワークウェアに使用されていたとても丈夫な生地です。

1930年代頃、ドイツの労働者達の間で最も高級品とされていたワークウェアはレザー素材のモノでした。

ですが、労働者階級の人達にとってレザー素材のモノはとても高価であり、手にする事が出来るの人は、ほんのごく一部の人達だけだったそうです。

そんな中、COTTON100%でありながら、極限まで高密度に打ち込まれたワークウェアは、まさにレザーを凌ぐ程の防寒性、耐久性を兼ね備えていたという事から”ドイツのレザー”と名付けられ、多くのブルーワーカー達に愛用されていました。

FRANK LEDER / DEUTSCHLEDER 2B JACKET
COLOR / BLACK
SIZE / S , M , L
PRICE / ¥107,800 in tax

『ONLINEはこちら』

直立してしまうほど男らしい質実剛健な素材を現代の洋服に落とし込むというFRANK LEDERらしいプロダクトが僕らは大好きで、10年以上取り扱っていましたが、約3年前から休止してしました。

それは、生地を織る工場が閉鎖、この極厚の生地を縫う機械が故障など様々な理由でした。

フランク本人もこの3年間、生地を織れる工場と生地を縫える工場を探し続けていたそうです。

やはりこれだけの糸を使用し分厚く織れる生地工場やレザーを縫えるほどの強度を持ったミシンを持っている工場は、現代の社会情勢の中で見つけるのは困難だったと思います。

そして、フランクの母国への想いと自身の努力の甲斐があり、今シーズンより再登場です。

形はベーシックなラペルの2B ワークジャケット。コーディネートを選ばずにさらっと羽織れます。

ベーシックでありながらもこの素材感なので、1枚羽織るだけでスタイルが出る頼もしい1着です。

Archとしても、この2B JACKETに軍パン、サービスシューズといったスタイルを10年以上前から提案しており、3年ぶりにこの格好を見ましたが、やっぱりかっこいいですね。

こちらの写真はスタッフが10年以上着用したもの。

着始めは自立するほど硬く、腕を上げたり曲げたりするのも一苦労ですが、この私物に関してはおよそ同じジャケットとは思えないほど柔らかく体に馴染んでいます。

フランク自身が洋服作りのコンセプトの一つにしている「完成した時点で70% , 着込んでいって100%」

まさにこのコンセプトにあったFRANK LEDERを代表するアイテムだと思います。

話は変わりますが、約5年前に代表の山内と”Archのベーシックアイテムとは?”というテーマで話をしたことをこのブログを書きながら思い出しました。

・5ポケットジーンズ(BONCOURA , LEVI’S)
・軍パン(M-47 , Baker Pants…)
・チノパン
・ジャケット(ツィード、グレーフランネル…)
・ワークジャケット(Vintage , DEUTSCHLEDER , CASEY CASEY…)
・スウェット
・バスクシャツ(Saint James , Outil)
・シェットランドセーター
・ハイゲージのセーター(JOHN SMEDLEY , The Inoue Brothers)
・フィッシュテールパーカ
・バルマカーン
・ダッフルコート
・ALDEN
・Paraboot

など、他にもたくさんありましたが、山内の中にもDEUTSCHLEDERはArchのスタイルに欠かすことのできない唯一無二の存在なんだなと思いました。

これからもFRANK LEDER自身が作り続けてくれれば、僕らArchも変わらず提案し続けていきたいアイテムです。

是非、店頭でご覧ください。

Arch 松本

FRANK LEDER / DEUTSCHLEDER 2B JACKET
COLOR / BLACK
SIZE / S , M , L
PRICE / ¥107,800 in tax

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