Order Shirt Fair スタッフおすすめオーダー
明日、1月27日(金)から開催いたします「DRESS & ARCHIVES オーダーシャツフェア」。
今日は、おすすめの生地や仕様をスタッフがオーダーしたシャツをもとにご紹介いたします。
まずは、スタッフ川上のオーダーから。
川上①
Collar / セミワイド
Cuffs / カーブトリプルボタン
Fabric / ALUMO(SUPRALUXE)
Option / 共地ピース
通称「イングリッシュスプレッドカラー」とも呼ばれる「セミワイドカラー」を選び、イギリスらしいドレスシャツをイメージした1枚です。
トレンドに流されない誠実さとエレガントさを兼ね備えた襟型は、ビジネス〜フォーマルまで幅広いシーンで活躍してくれます。
ブルーストライプの生地も相まって、グレースーツ、ネイビースーツどちらとも相性の良い、使い勝手の良いシャツに仕上がりました。
カフスは「トリプルボタン」、裾にはオプションで共地ピース(ガゼット)を付けて、英国の老舗シャツメーカーを完全オマージュ。
細かなディテールまでこだわって、既製品ではあまり見かけることのないシャツを作れるのがオーダーメイドの魅力ですよね。
生地は、スイスにて創業100年以上の歴史を持つ老舗ファブリックメーカーALUMO(アルモ)の120双糸ストライプ。
良質な綿花を手作業で摘み、スイスの綺麗な水と空気といった環境下において、ホルマリンを使用せずに織り上げられた最高品質の生地です。
高額な生地ですが、そのクオリティはとても素晴らしいので、ぜひ店頭で生地サンプルをご覧になってみてください。
川上②
Collar / タブカラー(レギュラー)
Cuffs / ミラノ
Fabric / THOMAS MASON(JOURNEY)
Option / 共地ピース
ネクタイを締めた時の表情が個人的に大好きな「タブカラー」でオーダーした1枚です。
カフスは、ダブルカフスのようなエレガントさを演出できながらもカフリンクスが不要の手軽さが魅力の「ミラノカフス(ターンナップカフス)」を選択しました。
タブカラーはダニエル・クレイグ演じるジェームズ・ボンドから、ミラノカフスはショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドから、というハイブリッドな007仕様。笑
こんな遊びを形にできるのもオーダーメイドの魅力ですよね。
生地は、英国の名門THOMAS MASON(トーマスメイソン)の”JOURNEY”というシリーズからピックアップしました。
JOURNEYというネーミングからも想像が付きますが、元々トラベル用として誕生した生地で、コットン100%でありながら高い防皺性が特徴。
アイロンも非常にかけやすく、なおかつ耐久性も高い、そして上品な光沢感もあるという、いいことずくめな生地なのです。
川上③
Collar / ボタンダウン
Cuffs / 小丸
Fabric / THOMAS MASON(CAMBRIDGE)
Option / 胸ポケット、センターボックスプリーツ、共地ピース
1枚は自分にぴったりのサイズで持っておきたい「白オックスのボタンダウンシャツ」も勿論オーダーしていただけます。
ボタンダウンシャツの場合は「胸ポケット」と「センターボックスプリーツ」のオプションを選択するのがおススメです。
生地は、オックスフォードでしたらTHOMAS MASONも良いですが、日本製生地もヴィンテージライクで非常にクオリティが高いです。
また、無地以外でしたら「タッタソールチェック」がツイードジャケットや紺ブレ、ハリントンジャケットなどと相性がよくおススメです。
続いては、スタッフ荒のオーダーです。
荒①
Collar / レギュラー
Cuffs / ミラノカフス
Fabric / ALUMO(SOYELLA)
当店のレギュラーカラーは、襟の開きが一般的なレギュラーカラーとセミワイドカラーの中間という位置づけの襟型です。
剣先が通常のレギュラーカラーより長く、スタイリッシュな衿型で、ドレス感も上がるという特長を持っています。
ビジネスから結婚式、フォーマルシーンまで着ることが出来る為、初めてのオーダーシャツという方には、是非ともお勧めしたいです。
カフスはミラノカフス。
皆様ご存じの映画「007」でジェームズ・ボンドが着用しており、色気が漂います。
カフリンクスも不要なので、ダブルカフスよりも気軽に取り入れられるのも魅力。
カフスに変化をつけるだけでも印象は、大きく変わりますよ。
ベーシックなシャツはまず、ホワイト、ブルーを持っておけば間違いないですね。
ALUMOの生地も勿論ですが、THOMAS MASONの”JOURNEY”は、アイロンがかけやすく、日常使いしやすそうです。
荒②
Collar / スタンダードワイド
Cuffs / カーブトリプルボタン
Fabric / ALUMO(SOYELLA)
ワイドカラーは名前の通り、襟羽の開いている角度が大きいものを言います。
クラシックな印象を与えるワイドカラーシャツは、スーツスタイルは勿論の事、カジュアルなコーディネートの中にも大人の品の良さを感じさせてくれる、とても優秀なカラーです。
カフスは、3連ボタンが特徴のカーブトリプルボタンにしました。
英国の老舗シャツメーカーでよく見られるディテールで、ずっと憧れがあったのです。
あまり見せる部分ではありませんが、電話をする時、車を運転をする時などのふとした仕草の際に、ジャケットの袖口から見えるのはとても粋だと思うのです。
先ほどのレギュラーカラー同様に、ホワイト、ブルーは、間違いありませんが、ストライプ生地も良いですね。
荒③
Collar / ラウンドタブカラー
Cuffs / 大丸型
Fabric / ALUMO(SUPERLUXE)
Option / クレリック
タブカラーは、ネクタイのノット(結び目)を、裏から持ち上げる構造となっており、襟元のVゾーンを引き締めてくれます。
今回合わせた襟先がラウンドした襟型は、優しい印象でクレリックなどエレガントな仕様との相性も抜群です。
すっかりラウンドカラーに夢中になってしまい、次回は、色違いのストライプ、タッタソール、白のオックスフォードで製作予定です。
ジャケット、スーツスタイルから、無骨で粗野なミリタリージャケットやレザージャケットを合わせても中和され、様々なスタイルに馴染みます。
こういった仕様は、フェアならではの楽しみ方でもあるので、是非、視野に入れてみてください。
襟にピンを通して、タブカラーと同じ役割を果たす、ラウンドピンホールもいいなぁ…。
スタッフそれぞれのオーダーはいかがでしたでしょうか?
オーダーの参考にしていただければ幸いです。
生地はもとより、襟型やカフスの仕様など沢山の選択肢があるので色々迷うかと思いますが、それこそがオーダーの醍醐味であり楽しみです。
ぜひ、この機会に自分だけの1枚をオーダーしにいらしてください。
DRESS & ARCHIVES
“Order Shirt Fair”
2023.1.27(fri) – 31(tue)
今週末、1月27日(金)~31日(火)の5日間で”DRESS & ARCHIVES”のオーダーシャツフェアを開催いたします。
肩幅、ウエスト、ヒップ、着丈、カフス、袖丈、ネック、各箇所を細かく採寸し、お客様それぞれの体型に合わせたサイズのシャツをお仕立てします。
約200種類に及ぶ豊富な生地のバリエーションに加えて、襟型は6種類、カフス型は5種類の中からお選びいただける他、ご希望に合わせてオプションを追加可能。
冠婚葬祭に対応できる正統派なドレスシャツから、カジュアルなボタンダウンシャツまで、お好みのシャツをぴったりのサイズでお作りいただけます。
ARCH 市電通り 川上・荒