AUBERGE 26AW オーダーイベント直前レポート by 中田

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2018年よりスタートしたブランドAUBERGE(オーベルジュ)
ブランド名の由来は「18世紀頃のフランスを起源とする美食を堪能しながら宿泊も可能とする宿屋」のこと。
デザイナー小林学氏は専門学校を卒業後フランスへ遊学し、パリとニースで古着と骨董、最新モードの試着に明け暮れる。
その後デニムメーカーなどでの経験を経て独立。
提案するアイテムは1930~40年代のヴィンテージをベースとしながら、素材、縫製のすべてを最高水準の日本製にこだわる。

今回の展示会も圧巻のラインナップでした。

2026AW AUBERGE 展示会の様子はこちら
イベント概要はこちら

2026AWのAUBERGE。
今回のコレクションは、とにかく“素材”の存在感が際立っていました。

AUBERGEといえばのSEA ISLAND COLLECTIONや今期の目玉、究極の日本製メルトンシャネルツィードチマヨ等、、、
どれもオーラが漂う素材でした。

AUBERGEというブランドの今と向き合いたい。
そういう思いに至りました。

今回のBLOGでは、ORDER EVENTに向けて、私達が特に気になったコレクションをご紹介させていただければと思います。

まず印象的だったのが、LIMOGES(リモージュ),ROSTOCK(ロストク)

“縫い代0”で”縫製するレザーのコレクション。

19世紀のサックコート、フーディーのデザインに、生後3ヶ月のカーフのヌバックレザーを使用。
ヌバック特有の、光を吸い込むような質感。
ただそこに佇んでいるだけでも存在感が伝わってきます。

レザーという素材は本来、強さや迫力と結びつきがちです。
しかしこの一着は違う。
着込むことで艶が生まれ、
時間とともに表情が深くなる。

所有するというより、共に過ごす一着だと、、、

ネイティブラグのシリーズ。
PRESTON (プレストン) , TUSCON (ツーソン) , ORTEGA (オルテガ)

PRESTON

ORTEGA

TUSCON

民族的な要素は、一歩間違えると強くなりすぎる。
そこにシャンパンゴールドのモヘアとブラックアルパカを使い、、、
AUBERGEの解釈は、あくまで都会的に。

冬の街並みに自然に溶け込みながら、
確かな存在感を残す。

背景にある歴史や文化を尊重しながらも、
今の洋服として成立させるバランス感覚。

歴史と未来の間。
これこそが、このブランドの強みだと改めて感じました。

そしてコーデュロイシリーズ。
VOSGES (ヴォージュ) , PANTIN (パンタン) , PAU(ポー) , POISSY(ポワシー)

VOSGES

PANTIN

PAU

畝の陰影が、冬の光を柔らかく受け止める。
どこかフランスの空気を感じさせる素材感。
土の匂いを纏いながらも、決して無骨すぎない。

コーデュロイというクラシックな素材を、
単なる懐古に終わらせない。

色の深み、シルエットのバランス、
トワルドゥジュイと呼ばれる18世紀の花柄をプリントしたジャケットとパンツも逸材です。
日常に馴染みながら、スタイルに違いを生むシリーズです。

そして26SSでも非常好評だった黒竜江省の後継生地のモデル。
JOSE (ホセ) , HAGEN (ハーゲン) , SOUTHWARK (サザーク)

JOSE

SOUTHWARK

20世紀初頭のフランス軍へリンボンをベースに再構築した一着。
当時の空気感を踏襲しながらも、あえて肉厚な生地。

今回はコットンリネン素材。
しなやかさの中に芯があり、どこかヴィンテージのフレンチワークを思わせる表情を醸し出します。

そして仕上げは、AUBERGEらしく。
やり過ぎず、それでいて確実に“空気”を残す絶妙なバランス。
新品でありながら、時間を纏ったような存在感。
是非セットアップで、、、

そして、お気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、
今回のオーダー会では別注を行いません。
しかし別注が無いという意味ではありません。
まずはこの2026AWを、純粋に体感していただきたい。

その上で、私たちがAUBERGEと取り組む次の一手は、
少し季節をずらしたタイミングで動き出します。

桜が散って、春の芽吹きを感じる頃に、、、

まずはこの完成度の高いコレクションをぜひ店頭でご覧ください。
又、明日の2.26(木)の20:00頃 ARCH TOKYO店のアカウントにてインスタグラムライブを予定しております。
こちらも併せてご覧くださいませ。

それでは皆様のご来店をお待ちしております。

ARCH 東京 中田