KENNETH FIELD “MADRAS PATCHWORK” 50s UNCON Ⅱ C/POCKET & TRIM TROUSER

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夏の定番である”インディアンマドラス”。

その物語は、約400年前に英国で誕生した東インド会社まで遡ります。

当時のインドは世界一の綿織物技術を誇っており、極上で希少なインドの綿織物は、ヨーロッパの上流階級の間でステータスになっていました。

そして単糸で粗目の生地が特徴的なインディアンマドラスは、通気性に優れていた為、夏場の素材として重宝されます。

それをファッションに落とし込み、アイコニックなものとしたのが”アメリカのアイビーリーガー達”です。

スポーツコートやトラウザー、BDシャツ、ショーツと言ったアイテムに見受けられた”インディアンマドラス”

彼らのスタイルや日常を記録した”TAKE IVY”という書籍は、日本のファッションシーンに大きな影響を与え、その後も日本人が日本人なりに解釈し、そのスタイルを作り上げてきました。

アイビーというカルチャーは日本において非常に根強く染み付いたスタイル。振り返ってみると、日本の大手セレクトショップの誕生や繁栄には、必要不可欠なものだったと感じます。

そしてそれは自分自身が洋服屋を志したルーツでもあります。

そんな”アメトラ好き”の心を鷲掴みするインディアンマドラスのスポーツコート&トラウザーを”ARCH”というフィルターを通して今、ご提案させて頂きます。

50’s UNCON Ⅱ C/POCKET MADRAS PATCH

SIZE / 38 , 40 , 42

COLOR / PATCH WORK(NAVY)

PRICE / ¥66,000- inc tax

KENNETH FIELDが提案する50s スポーツコート。

代表的なモデルとしてフロントのポケットがパッチアンドフラップモデルとチェンジポケットモデルの2種類があります。

今回はその中でもよりスポーティーな印象のC/POCKET(チェンジポケット)のモデルを採用。

胸のポケットは直線的な箱ポケットで、ややナローな(細め)ラペルが特徴。

Vゾーンも広過ぎず狭過ぎず、タイドアップスタイルは勿論、ポロシャツやクルーネックのカットソーをインナーに入れたスタイルもバランスよく纏まります。

また、アンコン仕立てで背裏、袖裏ともに裏地は無く、非常に身体馴染みが良いのでこれからの季節には非常に着用しやすくなっております。

まずは、タイドアップスタイル。

グレーのウールトラウザーにコインローファーという鉄板スタイルは、”アメトラ好き”には外せないでしょう。

シャツの素材や、パンツのシルエットで時代感や個性を演出してみても良いですね。

デニムやシャンブレーといった、無骨な素材との組み合わせも非常にお勧めです。

色数の多いアイテムですが、ARCHがベースとしている”ミリタリー” “ワーク”などのベーシックなアイテムには非常に合わせやすい一枚です。

デニムやチノ、オリーブの軍パンとの合わせなんかは、”ARCH” &”KENNETH FIELD”ならではコーディネートです。

そして、トラウザー

“TRIM TROUSER 1P PATCH MADRAS”

SIZE / 31 , 33 , 35

COLOR / PATCH WORK (NAVY)

PRICE / ¥35,200- inc tax

50年代後半から、60年代前半頃のスーツのトラウザーがベースとなったトリムトラウザー。

写真でお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、こちらのトラウザーはバイアスカットです。

バイアス(bias)とは、1920年代にフランス人デザイナーの”マドーレヌ・ヴィオネ”が開発した独自の裁断方法。約45度の”斜線” “斜め”といった意味で、縦方向横方向ではなく、生地を斜め45度の角度で裁断する事。

バイアスにする事で縦方向、横方向の裁断よりも生地に落ち感がうまれ、身体に沿った美しいラインがうまれます。

スポーツコートと共地である“GURKA TROUSER”との違いは一目瞭然。

どちらにも良さがありますが、バイアスカットの方が、よりトラウザー向きでしょう。

セットアップで着用すると、この様な雰囲気です。

マドラスパッチワークのスーツスタイルという、”アメトラ感”直球のコーディネートも、少し気を衒った見え方で非常にモダンです。

GURKA TROUSERとのセットアップも勿論良いですが、これは”モダントラディショナル”を掲げるKENNETH FIELDならでは提案です。

勿論、トラウザー単品でも活躍します。

ミリタリージャケットにコットンベレー、足元にはモカシンを合わせたカジュアルなコーディネート。インナーには控えめなプリントTやリンガーTなんかも良さそうですね。

少し派手に感じられている方は、秋冬に履く”英国軍のセレモニートラウザー”解釈で合わせると程よくトラッドな感じがして良いですよ。

スポーツコート、トラウザー共にインド・マドラス地方で生産された”インディアンマドラス”

心地よい肌触りで通気性に優れた素材ですので日本の夏場でも非常に快適に着用頂けます。

インドでの生産背景や、アメリカのカルチャー、そしてファッション。それらを日本人のフィルターを通す事でうまれる”アメリカントラディショナルスタイル”。

古過ぎず、新し過ぎない。

いつものワードローブが新鮮に見える。そんなアイテムです。

是非、自身のスタイルに取り入れてみてはいかがでしょうか?

皆様のご来店お待ち致しております。

ARCH TOKYO 町田

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