いつもブログをご覧頂きまして、ありがとうございます。

東京も段々と寒さが厳しくなり始めて

ようやく冬らしい着こなしを楽しめる季節になりました。

コートやダウン、ジャケットにセーターと

着こなしのセンスが光る頃合いですが

本日のブログでは、普遍的かつ男性のワードローブには

必要不可欠と言っても過言ではない

グレーフランネルスーツについて紹介いたします。

同ブランドで展開しているFOX TWEEDを使用したセットアップと並んで

あくまでも男性のベーシックなアイテムとして製作され

当店でも毎年提案しているグレーフランネルのスポーツコートとトラウザー。

こちらもイギリスの老舗生地メーカーであるFOX BROTHERSの

ウールフランネル生地を贅沢に使用し、日本人に合うフィッティングを用いて

KENNETH FIELDらしいアメリカンスタイルに落とし込んだアイテム。

アメリカントラディショナル全盛の1960年代のディテールを

踏襲したクラシックなスポーツコート。

箱ポケ仕様の胸ポケットは、ミシンで縫いやすい為にという

アメリカの効率的な物作りが顕れた直線的な見え方。

本来バルカポケットと呼ばれる胸ポケットは

イタリアンテイラードを感じさせる職人技の必要なディテールです。

やや細身のラペルには細かいステッチが施されています。

パッチ＆フラップの腰ポケットにセンターベント仕様のバックディテール。

シルエットはウェストシェイプの少ないボックスシルエットで

王道アメトラらしい作り込み。

肩パット抜きという点については現代において

デイリーユースしやすく使い勝手もいいです。

そして個人的にも非常に好みな要素が詰まってます（笑）

50年代から60年代前半頃のスーツのトラウザーを

ベースに製作されたTRIM TROUSERS。

サイドシームが体のラインに沿うように立体裁断でパターンをとっており

立ち姿はもちろん、動いていても美しいシルエットを保ちます。

少しマニアックな話ですが、ウエスト内側のバイアスカットの腰裏下に

ダーツを入れることでヒップ周りのシルエットもエレガントです。

グレーフランネルのトラウザーはセットアップでの着用以外に

単体使いもオススメです。

ネイビーブレザーや他生地のドレスアイテムに合わせても良し

ワークやミリタリーといった無骨で正反対のアイテムにも似合います。

普遍的なアイテムだからこそ、自分だけのスタイルを

確立するための地盤になるはずです。

ジャケットは、やはりセットアップでスーツとしての着用が

群を抜いてカッコいいと思います。

僕が思う男に箔を付ける服装として、グレーフランネルスーツの右に出るスタイルはありません。

ツイードのようなラギッドな雰囲気はありませんが、このしなやかな質感と色味を楽しむ、大人の嗜みですね。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、アメリカでは

グレーフランネルスーツは将来を期待される者、幹部候補や重役など

成功者が着る服と呼ばれています。

小説や映画化もされているので、もし気になる方は

是非ご覧になってみて下さい。

歴史に裏打ちされた確かな生地メーカーが織りなす最高級の素材で

アメリカントラディショナルに精通したデザイナがーが

日本人が似合う為に製作したグレーフランネルスーツ。

是非ワードローブに揃えて頂きたい洋服です。

是非店頭でお試し下さいませ。

ARCH TOKYO 小見野

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