US ARMY M-43 HBT JACKET
いつもブログをご覧頂き有難う御座います。
今回はARCHが取り扱うVINTAGEの中でも
定番、そしてARCHスタイルにも欠かせない
US ARMYのM-43 HBT(ヘリンボーンツイル)
ジャケットが”スペシャル物”も含め、
再入荷しましたので改めてご紹介致します。
アメリカ物が好きな方だけでなく、服好きの方
であればご存知の方も多い”M-43 HBT JKT”
国内外の様々なブランドのデザインソースとして
使用されていたり、最近だとウィメンズ商品の
デザインネタになっているとの話も聞きます。
M-43は1941年ルーズベルト大統領からの要請が
きっかけで、若者の軍隊に対するイメージを一新し
入隊者を増やすべく新しく開発・制式
採用されたアイテムでした。
旧式のユニフォームはブルーデニムで品質が
悪く、着るのが不快だと言う隊員もいたそうで、
1939年より空軍に採用されていた
HBT(ヘリンボーンツイル)と呼ばれる魚の骨に
似た布目の柔らかな生地を採用したと言われています。
この新しいユニフォームは訓練や雑務にあたる際の
服装と定められていましたが、後に
熱帯気候での戦闘服としても使用されるように
なりました。使い勝手・評判が上々だった為に
その後も継続して生産され、新しいサイズ
バリエーションの追加や生産性向上の為の
簡素化・利便性改善として
計5回の仕様変更が行われました。
1943年3月12日ノルマンディー上陸作戦(D-デイ)を
約1年後に控えた米軍が上陸作戦の際に毒ガスが
使用されることを懸念し、4回目の仕様変更で今回入荷の
“M-43″と呼ばれる”D型”の仕様を策定しました。
2か月前に登場したばかりの”C型”で採用された
ガスフラップ(上の写真)に加え、
襟にガスプロテクティブフードを装着できる
ように変更された他、段階的に新しい
色味の生地やメラミンボタンの採用などが
行なわれました。
ディテールとして2つの大きなマチ付きポケットも
特徴のひとつで、当時の兵士達はゴーグルや工具等
様々なモノを入れるのに役立っていたそうです。
ちなみに現在だと財布に携帯、煙草くらいなら
スッポリ入るので、普段鞄を持ち歩きたくない方は
鞄なしで出歩けるので便利だと思います。
今回入荷したモデルは、この”D型”の中でも
金属製の13スターボタンを採用した
D型初期にしか存在しないレアリティの高い
タイプです。サイズも38Rと40Rとあり(個体差有)
着方にもよりますが普段Mサイズ~XLサイズの
方で着用が可能です。
左の胸ポケット内には上記のようなラベルが付いており、
サイズ・品番・製造会社名・製造日付等が
記載されております。
中には同じサイズの物で製造会社が違うモノを
集めている人がいるとかいないとか。(笑)
MODEL U.S ARMY HBT JKT
CONDITION DEADSTOCK
SIZE 38R / 40R
PRICE ¥48,000- +tax ~
そして、ここからは冒頭にあった
“スペシャル物”のご紹介です。
通常プラスチックボタンの物も多く
金属製の13スターボタン物でもDEADSTOCKだと
十分に珍しいのですが. . . .
*着用スタッフ 170cm 65kg 着用サイズ 38R
一見わかりにくいですが、
こちらは胸ポケットにプリーツが入ったタイプ。
弊社取り扱いBONCOURAの過去のアーカイブにも
こちらを参考にしていた商品がありました。
サイズも38Rと40Rがあり、こちらももちろん
DEADSTOCK。もはやなかなかお目にかかれない
品だと思います。
そしてもう一つ. . . 。
こちらもぱっと見ではわかりにくいですね。
こちらは初見の方も多いのでは。
ボタンがプレーンメタルボタン仕様。
こちらもサイズが38Rと40Rで共にDEADSTOCK。
今後の入荷は皆無だと思います。
数もそれぞれ少量ですので、気になる方は
是非、今週末にARCH東京店までご来店下さいませ。
スタッフ一同お待ち致しております。
ARCH TOKYO 原