VINTAGE ARRIVAL INFORMATION Ver.12
ジャングルファティーグジャケット
馴染みのある方も多いのではないでしょうか
今回サイズ違いでまとまった数の
入荷が御座いましたのでご紹介させて頂きます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
歴史としては60年代前半に
ベトナム戦域における
熱帯被服(コンバットトロピカルコート)として
導入されたのが始まりです。
ディテールとしては両胸と両腰部分の大きな4つのポケットが
一番の特徴でもあります。
斜めに配置された両胸のポケットは
物を取り出しやすくするために考えられた
ミリタリーらしい機能美であり
ファティーグジャケット特有のデザインです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ファティーグは60年代前半から約10年間
製造されており年代により
細かなディテールの違いで区分された
1st〜4thまでの4つのモデルが存在します。
今回当店に入荷した物は
4thモデルと呼ばれる最後期に分類されるモデルです。
US ARMY JUNGLE FATIGUE JACKET
4th model
SIZE / SMALL LONG , LARGE SHORT
PRICE / ¥28,000+tax
SMALL LONGとLARGE SHORT2サイズでの入荷です。
3rdモデルでエポレットが排除されスッキリした
印象になるファティーグジャケット
そのディテールは継続されますので
3rdモデル、4thモデルのファティーグは
4つのモデルの中でも方周りのスッキリした
より着やすい形のファティーグジャケットです。
4thモデルの1番の特徴でもある
”リップストップ”と呼ばれる生地
3rdモデルまで使用されていたコットポプリン生地ですが
当時着用していた兵士達から
引っかかりにより破れやすいという声が多かった為
生地にリップストップ加工を施し生地の強度を上げたのが
4thモデル最大の特徴です。
デザイン的にも無駄なディテールが一切無く
機能性や耐久性に富んでいるファティーグジャケット
流行や時代に左右されない
USミリタリーウェアの定番とも言えるジャケットですので
年齢、性別問わず
様々なワードローブに取り入れて頂けるかと思います。
あれこれ考えて肩肘張流よりは
”何も考えず自然と手にとって羽織れる”
そのくらいのテンションが
”丁度良い”ジャケットであり、
その”丁度良い”を色々な面で見つけられるのが
古着の楽しみ方の一つ
でもあるのかなと思っております。
何よりベトナム戦争時に亜熱帯地域で使用されていた
ジャケットですので多湿である日本の気候に
非常に合っている1着です。
今現在比較的に手に入れやすいアイテムですが
いつかは見つからなくなってしまうのが
絶対数の決まっている古着の宿命でも在りますので
まだ数のあるうちに是非。
普段ミリタリーウェアをあまり着ないという方にも
入り口として提案させていただきたい1着
ご来店お待ちしております。
ARCH TOKYO 今村