MSG&SONSより発売となるBLACK CORDUROY JEANS Made in USA。

今回ベースとなったのは70年代以降のL社519モデル。スッキリとしたシルエットが特徴のモデルで、中でもCRDSと呼ばれる細畝のコーデュロイJEANSは、
当時東海岸のアメリカアイビーリーガや、西海岸のサーファー達に愛されたアイテムでした。

ARCHでも、所謂レギュラーと呼ばれる501と同じく店頭に並べ続けていたL社の名品ですが、今では当時のように集められるようなものでは無くなっているのが現実です。

今回は519の中でも希少なBLACK CORDUROYに着目し、ブラックの染色方法からこだわりアメリカで製作しました。

硫化染と呼ばれる、通常では行われない染色方法を2度行うことで、履き込んだ際のインディゴデニムの様な色落ちを目指しました。これは当時のブラックコーデュロイにも用いられていなかった手法であり、コーデュロイでありながら、ヒゲやハチノスと言った色落ち楽しむ事ができるのです。

その生地をアメリカに持ち込み、米カリフォルニア州に位置する、1980年代からL社の生産を請け負っていたファクトリーに縫製してもらいました。それも、2年前に発売したBLACK JEANS同様古いSINGER社製のミシンを用いた縫製です。

パターンは、年代によって異なる519モデルの中でも、日本人体系に合うモデルをベースに、L社のパターンメイキングに携わっていたファクトリーに在籍するアメリカ人パタンナーによって、センチメートルからインチで計算し直すことで、再構築されました。これは本国にしかできないアメリカ式のパターンです。

ボタンはアメリカで手配された月桂樹ボタンを使用。
そして当時バイヤーや、ヴィンテージ好きの519年代判別の鍵となっていた要素の一つでもある、42TALON ZIPを採用しています。

素材は当時のアメリカ製519と同じくコットン85% ポリエステル15%。履き込み、洗い込んだ際の味わい深い経年変化をお楽しみ下さい。

生地の染色からこだわり、アメリカで製作された今回のBLACK CORDUROY JEANSは、”リアルなアメリカの再現“をテーマに掲げるMSG&SONSを象徴するアイテムであり、オープン当初からMSG&SONSをメインブランドとして提案しているArch米村屋の新たなマスターピースです。

非常に万能なアイテムですが、探すと中々のこれといった物が見つけられないブラックコーデュロイのパンツ。履き込んだ際の経年変化を味わうと共に、様々なアイテムとのコーディネートをお楽しみください。

MADE IN USAに拘り、遂に完成した渾身のアイテムです。
12/20(金)販売となります。是非店頭にてご覧下さい。

ARCH米村屋 町田