FRANK LEDER / LODEN CLOTH
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本日は『FRANK LEDER』より”LODEN CLOTH”アイテムのご紹介になります。
ローデン・クロスとは、オーストリアのチロル地方で織られていたウールの縮絨(しゅくじゅう)素材。
山岳地帯の粗め毛質の羊毛をあま り脱脂しないで織り縮絨させ、刷毛掛けして仕上げています。
目が詰まり、油脂分があるため自然な撥水性・防水性があり、防風効果も高くなっております。
極寒の雪の中と最適な北海道向け素材となっております。
狩猟用コートの素材として普及したローデン・クロスだけに耐久性が求められるハードなアウターウエアには最適なのはもちろん、クラシックな素材として上品でトラディショナルな”FRANK LEDER”のアイテムたちにも相性は抜群です。
ヴィンテージならではの絶妙なオリーブカラーのローデン生地を使用し、コレクションを反映させたオフィサーコート。
デザインのイメージは1930年代から1940年代。
スリムなロングコートは生地の厚さを感じさせないスッキリとしたスタイルをつくります。
ローデン生地は、はるか昔からアルプスに住む人々が生産してきた生地であり、厳しい寒さや風雨から体を守ってくれる織物として長く愛されていました。
長さ1メートルの生地を作るには新しい純粋なウール糸が約400グラムから1000グラム必要と言われています。
手間をかけた工程で作られた生地は繊維が厚くなり長さが、元の長さの3分の2まで縮みます。
目が詰まり、風を通さず、丈夫な生地は当時の登山家が愛用する素材でもありました。
ヴィンテージのためこの生地の由来ははっきりしませんが、ローデン生地はデザイナーが好んで使う生地の一つです。
ローデンの雰囲気を活かして、もっと軽くて、柔らかいものができないか、とフランクが時間をかけて、ミルと取り組んで仕上がったのが、このライトウエイトのローデン生地。
ヴィンテージ生地の深みのある表情が好きなデザイナーが納得する素材感で仕上げ、ヴィンテージではなかなかチョイスできない独自なカラーバリエーションで揃えることができました。
軽さとつややかな質感はオリジナルで追及したからこその出来栄えです。
素材感と相まってスッキリと上品な印象があり、カジュアルなボトムスなんかでラフな着こなしがオススメです。
クラシックでありモダンな”FRANK LEDER”のローデンアイテム。
是非店頭までご覧くださいませ。
Arch 米村屋 阿部
通信販売も承っております。こちらARCH ONLINE SHOP のリンクよりご購入いただけます。是非ご利用くださいませ。