フスト・ヒメノ【TEBA JACKET】Vol.2

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TEBA JACKET
ESTERILLA
size / 46 , 48 , 50 , 52 , 54
material / canonico wool hopsack
TEBA JACKET
LINO
size / 46 , 48 , 50 , 52 , 54
material /
linen

前回の続き。
ハンティングジャケットをルーツに持つ、スペインの伝統的な一着、デバジャケット。

100年以上前から存在するこのアイテムですが、
自分がその存在を知ったのは3年ほど前。

フスト・ヒメノのインスタグラムで、海外の業界人?が着用している姿を見かけ、
「変わった形状の襟に、スクエアカットの裾。おまけに袖はシャツカフス。生地はインポート?」
こんなジャケットがあるんだあ、と思ったのが第一印象。

2024年、日本での展開が始まり、とあるWEBメディアで本国・サラゴサでのインタビュー記事を目にしました。そこで初めて、前回のブログでもご紹介したような、デバジャケットの背景や、フスト・ヒメノというファクトリーブランドの事を知りました。

後に、日本のブランド担当の方から、この特徴的な襟が「テバカラー(テバ襟)」と呼ばれていること、また30年ほど前には他国のテーラーやブランドがこのディテールを取り入れた“テバ風”のジャケットを製作していた”テバブーム”があった、という話も教えていただきました。

古着市場では、バーバリー製のデバジャケットが見つかることもあるようです。

今回取り扱うのは、100年以上にわたりテバジャケットを作り続けてきたフスト・ヒメノによる、スペイン製の一着。

ARCH米村屋での展開が決まったとき、新しい切り口のアイテムが加わるというだけでなく、実際に袖を通し、どう合わせるかを考える時間も含めて、とても楽しみに感じていました。

ARCH米村屋にとっても、どこか新鮮に映る存在。
米村屋でスペイン発祥の洋服を紹介する上で、頭によぎったのが、現アナトミカ京都の宅見が過去に書いた「ヨネカジ」という題のブログ。

“僕の眼に映る米村屋は、例えるとヨーロッパからアメリカに移民してきた人達が作る空間とでもいいますか…Levi’sやALDENの創始者がそうだったように、ヨーロッパの人々がアメリカの土地を開拓していった背景とクロスオーバーするような感覚。”

ヨーロッパからアメリカへ渡った人々が作り上げた文化。その背景と、空気感がどこか重なって見えるお店。arch米村屋。

もともとフロリダ、カリフォルニア、テキサス、キューバなどはスペイン領。
新鮮でありながら、違和感は全く感じないそんなアイテムです。

アーネスト・ヘミングウェイが頻繁にスペインに通っていた1920年代 1930年代。もしかしたらスペインで仕立てたグアヤベラシャツにテバジャケットを着ていたのか??それはフスト・ヒメノで仕立てたモノか?

ボックスシルエットのデバジャケットは、ガッチリした漢の体型にもハマるはず。

妄想です。笑

少し話しがそれましたが、

ボックスシルエットとデバジャケットに、ボックスシルエットのアブサンシャツは相性抜群。襟は出しても収めても◎。
ワークジャケットにあるような、胸のパッチポケットにはサングラスやチーフ、バンダナを差し込んでも良し。

今回オーダーした生地は、ウールホップサック生地とリネン生地。裏地を省いた軽やかな仕立てなので、春夏にも快適な着心地。シャツはもちろん、カットソーとの組み合わせも自然に馴染みます。

ネイビーリネン、チャコールグレイは、シルバージュエリーとも相性抜群。

そして印象的だったのが、その納品形態。デバジャケットは、シャツのように畳まれて届きます。テーラードジャケットに見られるような構築的な仕立てとは異なり、副資材を極力省いた軽快な作り。この一着があくまでカジュアルウェアであることを、改めて実感させられました。

コンパクトに畳めるため、出張や旅先にも良さそう。

本国での着こなしやスナップを見ると、テーラードのように羽織りつつ、どこか力の抜けたバランス。ドレスを少しカジュアルに崩す、そんな使い方も魅力的ですし、ハンティングジャケットや、カバーオール解釈でコーディネートしても良いでしょう。ヨネカジスタイルにも自然と馴染むTEBA JACKET。

ぜひ一度、袖を通してみてください。

皆様のご来店をお待ちしております。

ARCH米村屋 町田