FRENCH VEST WOOL / LINEN

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ベストを愛する方、又は少し苦手意識がある方々へ…

ベストというとどういった印象を受けますか。

個人的にはスーツのスリーピースや、軍服といった堅いイメージが先立ちます。

現在だと畏まったシーンや、私服でもオシャレの上級者が着る物…

といった捉え方をしている方もいるかもしれません。

事実、洋服への感度が高い方が着ていることは多いですし、私も昔はその印象でした。

しかし、以前紹介させていただいたKLASICAのベストと同様に、
ベストに対してハードルが高いと思われている方にこそ、今回Archがオリジナルで製作した”FRENCH VEST WOOL”を取り入れていただきたいのです。

フランス軍のプルオーバーベスト(50’s頃)をデザインベースに製作されたArch オリジナルのFRENCH VEST WOOL。

生地は(毛87%、麻13%)の完全オリジナルファブリック。

このベストの難関点はウールリネン混紡素材を横編み機でつくり、生地にフェルト加工を加え、布帛面にすることでした。

フェルト化させることで堅い印象を持ちやすいベストを丁度良い塩梅にしてくれます。

ただ、フェルト化させた際に急激に出る斜向を防ぐため、糸の組み合わせも計算し、10回以上の糸の混紡による縮絨テストを行い、漸く理想とする生地を実現することができました。

更に贅沢に、ヴィンテージ同様の糸質選定による独特な表情と風合い、安心感ある肉感など、妥協なく1年以上素材開発だけで時間を費やして、やっと納得のできる”ベスト”を完成させました。

シンプルなシルエットでありながら、これが良いと思えるのは試行錯誤を繰り返した所以なのです。

モノトーンでまとめても良し。差し色に使っても良し。

モードなデザイナーズスタイルにもハマり、ラギットな合わせでもこの一枚で和らげてくれます。

これからの時期は、ベストを一枚挟むだけでも寒さ対策にもなりますし、更に統一されてきた普段のコーデにアクセントを出す事のできる汎用性の高さを是非店頭にて体感してみてください。

Arch 松林