KLASICA fabric by Jacquard weave

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洋服を手に取る時、目に入るデザインや形など外見で判断する方が多いはず。

このブログをご覧の皆様や洋服が非常に好きな方は、その先にある雰囲気や空気感、歴史的背景にも惹かれ購入し、長く愛用するのではないでしょうか。

本ブログで紹介する、KLASICAの”KLING”と”SOLO WOOD”はまさに長く愛用したくなる洋服だと個人的には思っています。

US VINTAGEコートをベースにKLASICAの解釈によってシルエットやディティールを変えて誕生したKLASICA定番の1着に、更なるモディファイドを加えて生まれ変わった新作の”KLING”。

世界最高峰と評される日本の技術と生地のクオリティをKLASICAの世界観や雰囲気の中に凝縮させた、物づくりにおける時代とファッションにおける時代を掛け合わせた唯一無二の1着です。

生地の詳細は後ほど…

遠くから見れば、ブラックのジャケットですが近くで見ればペイズリー柄が見えるところも静かに洒落たディティールかと思います。

このジャケットを初めて拝見した時テーパードのかかった白パンに合わせたいなとなんとなく思いました。

黒の服飾史にもあるように色からなのかどこかヨーロッパの雰囲気を個人的には感じていて、それでいてデザインベースがアメリカなのでインナーにはシャンブレーが合うんじゃないか…など自分なりに解釈ができる洋服でもあると感じています。

続いて”SOLO WOOD”。

先ほどのKLINGに比べて、色だけで言えば主役級の佇まい。

こちらは遠くから見てもペイズリー柄がはっきりと分かります。

袖のディティールやポケットの雰囲気から某L社のアメリカンワークのような雰囲気を感じます。

サイクリストジャケットに見立てて着るのも面白そうです。

どちらもデザインはもちろんですが、生地も凄い…

この生地はジャカード織という、複雑な模様を織りの段階で表現できる特殊な織り方を採用しています。

フランスの発明家”ジョセフ・マリー・ジャカール”によって1801年に開発されているため200年以上の歴史を持った由緒ある技術です。

Joseph Marie Jacquard(ジョセフ・マリー・ジャカール)

一般的な織物では糸を単純なパターンで交差させますが、ジャカード織りでは一本一本の経糸をコンピューターのようなジャカード装置で制御し、緻密な柄や模様を織り出せるのが特徴。

織り込んでいる分、プリントよりも柄が剥がれたり薄れたりしにくいのも特徴の一つです。

このジャカード織機は後のコンピューターの元祖とも言われています。

KLASICAの二型はシャトル式ジャカード織機でゆっくりとペイズリー生地を織り上げて圧力をかけずに釜で手作業染色されたもので、

細部に至るまで妥協なく拘り尽くした熟練の職人技を感じる作品です。

自身のクローゼットにあるだけで絵になるそんな洋服だと個人的には思っています。

Arch 柳田

KLASICA
KLING ( Jacquard paisley )
COLOR : BLACK
SIZE 2 / 3 / 4
PRICE : ¥96,800- (in tax)

【オンラインショップはこちら】

KLASICA
SOLO WOOD ( Jacquard paisley )
COLOR : DUNE
SIZE 2 / 3 / 4
PRICE : ¥86,900- (in tax)

【オンラインショップはこちら】