English Utopia Arch Special Order “Lovot Tweed”

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今シーズンからArch Sapporoでの取り扱いがスタートした英国ブランド”English Utopia”(イングリッシュユートピア)。

デザイン、パターンメイキング、裁断、縫製に至るまで、全ての工程にデザイナー本人が携わり、ヨークシャーにある自社工房にて製作されている稀有なブランドです。

今日は、前回ご紹介した2つのモデルに続いて、もうひとつとっておきのモデルをご紹介いたします。

Hunting

手を暖める為のハンドウォームポケット、肩の縫い目がないラグランスリーブ、ヒップまで隠れる丈。

イギリスのハンティングジャケットを彷彿とさせるベーシックなデザイン。

これがワックスコットンでも間違いなく格好良いけれど、ワックスコットン同様にヘビーデューティーに着れるツイード生地も北海道ならではで格好良いよなぁ…。

今回僕たちのそんな願いを叶えてくれました。

Lovot Tweed

1868年、ツイードの発祥地とされるスコットランド・ホーウィックにて創立された「ラバット」社は、貴族や領主が狩猟用に着ていた衣服をルーツとしたツイードに特化したサプライヤーです。

厳しい気候に耐えられるように打ち込み数を増やして織り上げられたヘビーなツイード。

今回のモデルHuntingとは間違いない組み合わせ、、、

数ある番地の中から選び抜き、Arch Sapporo Special Orderとして製作を依頼。

狩猟時にカモフラージュの役目を果たすアースカラーが、相まって抜群の雰囲気に仕上がりました。

このモデルだけではなく前回ご紹介したGeographerHarle Raincoatにも言える事なのですが、表地、裏地、襟の配色は、Arch Sapporoとしてオーダーした特別仕様。

オーダーが入ってから製作をスタートさせるオーダーメイドブランドだからこそ、僕達のこういった細かなわがままに答えてくれるのです。

気球のロゴが刻印されたスナップボタン、大ぶりな真鍮製のジッパーなど、パーツ類がひとつひとつ格好良いんですよね。
男心をくすぐります…。

大ぶりなジッパーは、グローブをしたままでも掴みやすいのも北海道だと嬉しいポイント。

 ブランド気球ロゴは、デザイナーのGary Newbold氏が熱気球がヨークシャー競馬場から上昇するのを見たことがきっかけだそうです。

イギリスのハンティングウェアに、デニムジャケット、チマヨベストのようなアメリカ的なアイテムをミックスした、ブリテッシュアメリカンなスタイルが、今の僕たちの気分。

フェアアイルベストにトラウザーズ、足元にはスエードシューズでカントリージェントルマンなスタイルも外せないスタイルですね。

様々なスタイルの妄想が膨らみます…。

老舗英国ブランドですら、生産拠点を海外へと移すなか、英国内で職人がほぼ丸縫いで作り上げるというクラフトマンシップ溢れるブランドは、今の時代探そうとしても中々見つかる物ではありません。

こういった、物づくりへの情熱を感じる小規模なブランドの洋服を求めている方は多いのではないでしょうか。

デザイナーの経歴や物づくりの背景、そして生み出される物の格好良さ、洋服好きには必ず響く部分がある思います。

ぜひ、店頭でご覧になってみてください。

Arch 荒