KENNETH FIELD×ARCH

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“WAR IS OVER IF YOU WANT IT”

1969年に、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが世界12都市で”WAR IS OVER IF YOU WANT IT”という広告メッセージを発信しました。

人々が戦争を終わらせることを望み行動に移せば、やがて戦争は終わるはずだ」と主張して、世界の人々の一人一人が平和を願うことの大切さを訴えていました。

彼らが当時、ミリタリーアイテムを見に纏っていた背景には、このメッセージが込められていたそうです。

KENNETH FILEDからリリースされているミリタリーアイテムには、この時代背景がバックボーンにあります。

1960年代から70年代にかけて生まれたアメリカの文化やカルチャー、昨日ブログにてお話しされていた”アメリカンニューシネマ”が生まれるきっかけとリンクする部分ではないでしょうか。

ファッションという観点から当時を振り返ると、必ずと言っていいほど、当時のミリタリーアイテムを着ている姿が映画や写真で目にします。

激動の時代に生まれた文化やカルチャーに敬意を払い、当時のリアルなアメリカを一つの洋服を通じて感じる事ができたらと思い、今回KENNETH FIELDとの別注でスペシャルアイテムを製作しました。

オリジナル US ARMY M-65 JACKET

70 年代のアメリカンニューシネマで、劇中の俳優達がごぞって着ていた”M-65 FILED JACKET”
今回は、この王道ミリタリージャケットに着目しました。

年代によってディテールが変わりますが、僕らが選んだのは2ndタイプ。
何故ならば、この時代のニューシネマで着られていたのが、このアルミジップでエポレットありのタイプだったからです。

80年代のフランスのセレクトショップのイメージ、そして当時日本でフレンチアイビーという言葉が生まれた時代に存在していた、”KHAKIカラーとBLACKのM-65 JACKET”。

このイメージながらも、素材は無骨でミリタリーらしいものを選びたい。

草野氏から提案頂いた素材は、バックサテンの生地。
ベイカーパンツに使われる素材を使い製作する事に。

表地にはバックサテン、裏地にはVENTILEの生地を施しました。

VENTILEは、表側に使うのが一般的ですが…バックサテンとの相性も考え防風・撥水性に富んだVENTILEを使う事で、よりアウターとしての機能を持つ一枚に仕上げています。

敢えて見えない部分にこのVENTILEを施す…70年代の反骨真にも似たような行為かもしれません…

ブラックのボディに対して、裏地のVENTILEはネイビーの色味に。

ポケット、袖裏、襟の中に収納されているフードまで、VENTILEの生地を贅沢に使っています。

縫製工程が多いM-65 JACKETですが、細かいディテール全て忠実に再現しています。
ライニングのボタンも付けているので、古着のライナーも取り付ける事が可能です。

サイズもミリタリースペックと同様のサイジングです。

KENNTH FIELDのツイードジャケット等の上からも羽織る事も想定しているので、オリジナル同様にアームや身幅の作りはゆとりがあります。

インナーにジャケットや厚手のニットを着てしまえば、アウターとしても機能する一枚です。



アメリカのM-65 型に、ミリタリーのバックサテンの生地。

直球のアメリカンミリタリーですが、裏地にイギリスのVENTILE生地を施す事で、KENNETH FIELDとARCH、両者が大切にしているスタイルを凝縮する事が出来たと思います。

アメリカンニューシネマという部分にフォーカスして製作した今回のM-65 JACKET。

当時の、ウディアレンやアルパチーノ、ロバートデニーロなど、数々の名俳優達の格好良いスタイルが頭を過ります。

正直これは2色共欲しくて頭を悩ませます…苦笑

KENNETH FIELD×ARCH LIMITED MODEL
COLOR KHAKI / BLACK
SIZE S / M / L
PRICE ¥99,000 in tax

【ONLINE SHOPはこちら】

ARCH 宅見