THE CORONA UTILITY UTICA FIELD COAT
先日に引き続き、THE CORONA UTILITY から第二便のフィールドコートをご紹介します。


UTICA FIELD COAT
こちらはビンテージのハンティング・フィールドコートをリプロダクションしたジャケットです。




シンプルながら特徴的なデザインで、前身頃の独特な切り替えや、手が入れ易い真横に配置されたフラップ付きポケットがポイントです。
狩猟(ハンティング)用に作られた実用的なフィールドジャケットの一種で、英国や米国の伝統的なアウトドアウェアにルーツを持つコートの為、生地や機能性に特化しているため北海道の厳しい冬にも耐え得る仕様です。
そしてこの形ををみて一番最初に思い浮かべたC社のMichigan Chore Coat
Chore(チョア)」は英語で「雑用」「仕事」という意味で、農作業や工場作業などの現場で使われた作業用コートを指します。

伝統的な「ヘビーキャンバス(ダック地)」にブランケットライナー(裏地)がある防寒性を高めた仕様。
このジャケットが生まれたのは1880〜1900年代初頭のアメリカ中西部。
当時は産業革命の真っ只中で、鉄道・農業・工場・鉱山などの現場で働く人々が急増していました。
しかし、当時の労働者たちは、作業用の「丈夫な服」がほとんどなく、ウールのスーツやシャツでは、油・泥・火花に耐えられませんでした。
そこで現場労働者の声を聞きながら、丈夫で実用的な作業着として登場したのがダック地のコートです。

※写真は映画インターステラーのワンシーンです。
リアルに外で作業する事が多い方には勿論のこと、厳しい冬を越すのに頑丈な街着として着ていただけることに違いないです。
そして海外に住んでいた際の冬に、ほとんどの男性がダック地のコートやジャケットを着ているのが印象的で、これが現代のコートとしては当たり前なんだと感じるほどでした。
また、この“UTICA”という命名も個人的に刺激的でそそられる名前です。

19世紀中盤のユーティカ(1855年)
Utica, New York(ユーティカ/ニューヨーク州)19世紀に発展した工業都市で、繊維産業が盛んな都市の名前が由来します。
アメリカのヴィンテージアイテムにも多くのワークウェア・アウトドアブランドのタグに「Utica, N.Y.」と記されているのはこの地名からきているのです。
形、生地、名前全てワークに特化したアイテムでありながら、アメカジになりすぎないのがTHE CORONA UTILITY の一つの魅力だと感じています。


ツイードジャケットの上からや、王道なワークスタイルにも間違いありません。
是非これからの冬に向けて耐久性に優れたアイテムを手に取ってみてください。
ARCH 松林

THE CORONA UTILITY
UTICA FIELD COAT
COLOR : KHAKI
SIZE : M / L / XL
PRICE : ¥75,900(in tax)
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