Woolrich
6月にイベント を開催させて頂いたWoolrich。その歴史は、1830年まで遡ります。
元々、ウーレン・ミル(毛織工場)として創業したWoolrich。
今では、ダウンのイメージが強いかもしれませんが、Woolrichの基盤はアメリカ製のウールファブリックだったのです。
アメリカ軍にブランケットや衣類を提供していた事や、南極探検隊に衣類を提供していた背景を考えても、どれだけWoolrichのウール製品が信頼されていたかが分ります。
1850年代に誕生したブランドの顔ともいえる”バッファローチェック”
赤黒チェックのウール製品は、アメリカでハンティングやアウトドアーウェアーとして絶大な支持を得ることになります。
長い歴史の中でも、オーセンティクな赤黒のバッファローチェックは、Woolrich、そしてアメリカを代表するものだと思います。
現在では、アメリカの工場が閉鎖してしまい基盤であったウール製品のイメージが弱まっているのも事実です…
そんな中、WoolrichからAUTHENTIC COLLECTIONと呼ばれるコレクションが登場します。
KENNETH FIELDの草野氏がディレクションを務めるAUTHENTIC COLLECTION。
190年続いてきたWoolrichの膨大なアーカイブ資料を紐解き、当時の面影を残しながら現代に通用するツイストを加えたコレクションになっています。
ペンシルバニア州のWOOLRICH毛織物工場で、長年に渡り作られていたウール素材のバッファローチェックに敬意を表し、1949年頃から生産が始まった”Rich’s Original Buffalo Plaid”を再現しています。
ウールリッチの過去の資料には、赤黒のチェック柄でも2つの種類が存在していました。
一般的な正方形のものと、長方形のチェック柄。
長方形のチェック柄には、”Rich’s Original Buffalo Plaid”と記載があり、毛織物工場が作る”オリジナル”という部分にフォーカスし、こちらの柄に着目しています。
元々はウール生地で作られていたシャツですが、汎用性を高める為にコットン生地で表現しています。
日本の伝統的な技術を基に、素材と縫製は全て日本でおこなっています。
トリプルツイスト(3本の糸を拠る)した糸を、シャトル織機でブロークン組織で織り上げています。
ドライタッチな表面の表情と、起毛した裏面の肌触りの良さが抜群なのです。
COLOR BLACK×RED
SIZE S / M / L / XL
PRICE¥28,600 in tax
オーセンティックなアメリカのネルシャツ。
10代の頃から古着屋に足を運べば必ずと言っていいくらいに、この赤黒のチェックのシャツは目にしてきました。
アメリカの映画を見ても、良くこの手のシャツを着ているのを目にします。
普遍的でありアメリカを象徴とするウェアー、バッファローチェック。
究極のネルシャツを、どう料理するか…考えるだけで気持ちが高揚してきます。
前回のイベント時に大変好評を頂き。僕らも気に入り無理を言ってオーダーさせて頂きました。
赤黒とブラウン×ブラックの2色をARCHにて展開しています。
アメリカのジーンズやカバーオール、スニーカー然り、こういったオーセンティックなアイテムは、いつになっても色褪せる事がないなと感じています。
男はスタイル。
こんな言葉を昔聞いた事がありますが、時代から逆光しているかのような普遍的なネルシャツ。
まさに男のスタイル を感じる洋服です。
是非、一度袖を通してみてください。
ARCH 宅見