KENNETH FIELD / EZ TROUSER
『For NEW TRADITIONALIST』をテーマに、現代におけるアメリカントラディッショナルスタイルを体現している KENNETH FIELD。
ARCHとして取り扱う中で皆様がイメージするのはSPORTS COAT、TRIM TROUSERS , GURKA TROUSERS , CHAMBREY SHIRTSのイメージが強いのではないでしょうか。
6月に草野氏が来札された時にお伺いした時のこと。
「(フィッシングジャケットを指しながら)このフィッシングジャケットを街中で来ている人はなかなかいない。でもこのアイテムをトラウザーズ やスポーツコートと合わせて着たなら、ファッションとして格好良いでしょ。」
アウトドアシーンで用いられるツールやギヤを、ファッションとして着こなす。
数十年前、数百年前に労働者のための服だったものが、現代の僕たちにファッションといわれている様に。
そうした機能や用途に根差している洋服というのは、およそトレンドというものがなく普遍的に格好良い。
今回KENNETH FIELDからリリースされたEZ TROUSERは、以前の草野氏の言葉がよぎる個人的に入荷をとても楽しみにしていたアイテムです。
ウエストにはコットン100%のドローコードが配され、腿幅にゆとりがあり、裾にむけてストレートに落ちるシルエットは、名前の通りイージーな履心地。
パッチワークによる1点1点補修が施されたフレンチヴィンテージのワークパンツのように、ラフに普段の着こなしに取り入れやすいデザインです。
コーデュロイ、ツイード、コットンキャンバス、ウールリネンギャバジンがランダムにパッチワークされている生地。
パッチワークながらも同系色のカラーに統一されることで奥行きのあるブラウンカラーとオリーブカラーになっているのも一つのポイントです。
カラーや素材に引っ張られずにブラウンのワークパンツ、オリーブのワークパンツとしてスタイリングすると良いのではないでしょうか。
膝の部分に施されたジグザグステッチや裾の処理がされていないフラシ仕上げもよりワーク感やフィールドウェアーの様相があります。
作り込まれていないように見えるようで作り込まれているカッコよさ、のような。
気取りすぎず肩肘張ることなく日常使いできる、ような。
ワークウェアーやアウトドアウェアーを日常着として纏う。
それこそ真の意味での機能服であり、日常着なのではないでしょうか。
KNIT : Ce Forcyth “SHAGGY DOG KNIT”
SHIRTS : IKE BEHAR “BUTTON DOWN SHIRT”
SHOES : ALDEN
JACKET : forme D’expression “RELAXED WORK COAT”
SHIRT : KLASICA
SHOES : Padmore&Banes “WILLOW”
これから本格的な冬に向けて様々なジャケットやコート、ニットのスタイルに合わせられるEZ-TROUSER。
古着との相性はもちろん良いのは言うまでもなく、皆様が持っているベーシックなアイテムと合わせてこのパッチワークを楽しんでください!
冒頭にチラッと見せたジャケットはまた後日ご紹介いたします、、
ぜひ店頭に見にいらしてください。
Arch 小村