ショーツの起源 CASEY CASEY / JOG AH SHORT

CASEY CASEY 25SS Collectionの一つ、” JOG AH SHORT “。
ブログの制作にあたり、そういえばショーツの起源はどういったものなんだろう…と気になりましたので、そこにも触れていこうと思います。

起源に触れる前に、
CASEY CASEY 25SS CollectionのJOG AH SHORTについて。
洗うたびに美しさが増していくペーパータッチのコットン生地を採用したショーツでウエストにゴム、ウエスト内側にドローコード、バック右側にパッチポケットが施され、
25SSのリードカラーでもある”ALMOND”という表記のドライなブラウンカラーは重たく見えすぎない独特な色合いを採用したCASEY CASEY (ケイシーケイシー)定番のJOG AH SHORT。



独特な生地やカラーから、SLEEPING SHIRTSやクルーネックのTシャツ、襟付シャツはもちろん、ラペルジャケットに合わせてリゾートなスタイルにも順応してくれます。

冒頭に記述した、ショーツの起源ですが
どうやって誕生したのか、どんな意図で製作されたのかそういうバックボーンを知ることで、日々のスタイルを考えやすくなると個人的には思っています。
例えば、フルブローグのシューズが誕生した背景を知っていればそれを履いてレッドカーペットの上を歩くことはないし、
ボタンダウンシャツで結婚式に出ないはず。
現代は多様性の時代なのでその着方が間違っているとは思いませんが、大事なシーンで着る洋服に困らないという点でいえば
背景を知っていて損はないはずと私は思っています。

ショーツの起源は実用性と気候への適応から生まれたとされ、多くの文化や時代で異なる形で発展してきました。
【古代のルーツ】
古代エジプトやギリシャ・ローマ時代には動きやすさと暑さ対策のために、男性が腰布のような布を身につけていた記録があります。
中国や日本などのアジア圏でも農民が活動しやすいように「短いパンツ」を着用していました。
【近代のショーツ】19〜20世紀
19世紀末のイギリスで植民地での軍服として「ショーツ」が誕生。
熱帯地域での軍務に適した服として採用されました。
特に有名なのが「カーキ色のショーツ」でイギリス軍がインドやアフリカで着用、これが「バミューダショーツの原型」と言われています。

20世紀初頭には、スポーツや登山等アウトドア用途でもショーツが一般化。
特にボーイスカウト運動において少年達がショーツを制服として着るようになり、広く認知されていきます。
【カジュアルウェアとしてのショーツ】20世紀半ば〜
第二次世界大戦後、アメリカやヨーロッパで日常着として市民権を得ます。
特に1960年代以降のカリフォルニア文化(サーファー・スケーター文化)や、スポーツウェアの進化により、デザインや素材も多様になっていきます。

ショーツは単なる暑さ対策や動きやすさのための服だったものが、時代とともにファッションとしての側面を強め、現代のように多彩なバリエーションを持つようになりましたが、
その背景には軍服やスポーツカルチャーの影響が色濃く反映されています。
たまに、そんな背景を顧みながらスタイルを組んでみるのも洋服を楽しむ一つの手段かもしれません。
Arch 柳田

CASEY CASEY
JOG AH SHORT
COLOR : ALMOND
SIZE S / M / L
PRICE : ¥71,500- (in tax)
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