Arch stellar placeの店頭にいる時から憧れのあったCASEY CASEY(ケイシーケイシー)をArch SAPPOROに異動してから手に取り、ワードーローブに欠かせない存在となりました。

CASEY CASEYの代名詞とも言える”BIG RACCORECIE SHIRT”。

袖を通す前から、まさに”異様”な雰囲気を感じさせる独特な空気感を放つ一枚。

見た目は一見シンプルでベーシックですが、手に取らずにはいられない思わず触ってしまうような惹き込まれるオーラに圧倒されたのが初めてこのシャツを目の前にした時の感想でした。

ウォッシュ、ツイスティング、染色、すべての工程を手作業で行う事でうまれるヴィンテージ顔負けの生地。

古き良き時代がそうであったように手作業でのモノづくりを続けているCASEY CASEYの洋服には不思議と愛着が湧いて来ます。

昔、とある機械メーカーの社長にずっと気になっていたことを質問できる機会がありました。

「日本の技術が発達していき”自動化”が進んでいくと今まで当たり前に存在した職種がなくなっていくのではないか。」という質問です。

レジがセルフレジになっていくように、自動車の自動運転が普及し始めているように人間の手が必要なくなり、在り方が変われば困る人がでるのではないかと思ったからです。

それに対して、「確かに自動化が進んでいく中で、在り方が変わることも起こり得る。しかし人間の手がなくなることは絶対にない。もし今目の前に欲しいテーブルが2つ用意してあって形も見た目も一見同じものだとして、一つは機械で作られたもの、一つは職人の手によって作られたものがあり、どちらも同じ値段であればどちらを購入するか。」

この話は感覚的な部分もあると思うのですが、おそらく殆どの人間が後者を選ぶと思うのです。少なくとも私は人の手によって作られたものを選びます。

「人の手が入ることで、どれだけ精巧な機械でも表現できない温かみのようなものがでるんです。」

最後にそう言っていて、なるほど…と心底納得したのをいまでも鮮明に覚えています。

CASEYCASEY
BIG RACCOURECIE SHIRT
Color　NATURAL,LIGHT BEIGE , NAVY
Size　S , M , L
Price　¥89,100-(inc.tax)
【商品ページはこちら】

髪の毛より細い0.001mmの精度で機械による大量生産が可能な時代に”人の手”に拘ったCASEY CASEYのBIG RACCOURECIE SHIRT。

その異様なオーラを直接感じていただきたいです。

Arch柳田