VINTAGE MIX STYLE.
2回に渡り”VINTAGE CLOTHING FAIR”の概要やラインナップについて触れてきました。
今回は実際どう着たらカッコ良いのかという一番大切な部分をご紹介すべく、ヴィンテージウェアをArch的な解釈で取り入れたスタイルサンプルをいくつかご紹介いたします!
Jungle Fatigue Jacketを用いたトラッドルックは最近よく目にします。
今回のスタイルも、どちらかと言えばプレッピー寄りではありますが、アメリカントラディショナルを彷彿とさせるルック。
いつもなら白ボタンダウンシャツにネクタイをするところを、代わりにスポーティーな鹿の子のポロ。
アメトラでは見られない、黒色のスラックスは一気にコンチネンタルなムードに引き立ててくれます。
全体的にカジュアルな装いなので、足元には40’s U.S. Navyのサービスシューズを合わせ、トラッドな雰囲気に。
この年代のモデルはネイビーラストと呼ばれる木型を使用しており、アメリカ靴らしい面構えながらもエレガントな佇まいです。
アメリカらしい夏素材であるシアサッカー生地を敢えて、”らしくなく “を意識したサマースタイル。
アイルランドの老舗シャツメーカーJames Mortimerに当店が別注をお願いした、レギュラーカラーシャツはネイビーのシアサッカー生地で良い意味でアメリカらし過ぎない1着。
そこに合わせるのは、今から約90年前にフランスのワーカーたちが着用していた、作業着とは思えないほど上品なナチュラルカラーのワイドトラウザー。
フレンチヴィンテージ特有のぶるんとした極上のリネンは、技術が発達し過ぎた故に現在作るのは非常に困難です。
一度履いてしまうと、病みつきになってしまうかも知れません…
同じネイビーでも国ごとに特徴があり、茄子紺などと呼ばれることも多い、イギリスのロイヤルネイビーが目を惹くBritish Work Jacket。
新品状態から色抜け後まで、それぞれ異なるニュアンスで汎用性を持たせることができます。
このアイテムはただでさえ球数が少なく、見つかったとしても小さいサイズが多い中、身長173cmの僕でも着れるMサイズほどの大きさもございます。
ブリティッシュアイテムが放つクラシカルな雰囲気を持つ損なわないようにカジュアルにまとめました。
パナマハットにBDシャツ、スカーフといった肩肘張りやすいアイテムたちを、エスパドリーユとアイスブルーに色落ちしたジーンズでカジュアルダウン。
フランスに漠然とした憧れがあるアメリカ人青年のようなイメージでコーディネートを組みました。
リジットデニムの色味や雰囲気ももちろん大好物ですが、ここまでエイジングしたジーンズがあると服装の幅もグッと広がるはずです。
近年、アメリカ製のLEVI’Sも減少傾向にあるので是非この機会にお試し下さいませ。
言葉を選ばずに言うならば、何てことない白シャツにレザーサンダル。
シンプルな服装が多い方には、このFrench work stripe pantsがオススメです。
シンプルながらも絶妙にエッジの効くストライプは、シンプルな服装に華を持たせさらに大人っぽい印象を抱かせます。
いつも軍パンや、いかにもなワークパンツのところを置き換えてみても良し。
モードっぽい雰囲気の服装にも違和感なくハマってくれるはずです。
サイズが合う方は是非 !!
圧倒的存在感を放つ、”BIAUDE”
およそ120年前のもので、もはやアンティークと呼べる1着。
この時代のフレンチワークの代名詞と言っても過言ではない”ブラックインディゴ”色に染めたリネンの生地。
それがなんと、全く色抜けしていないミントコンディションでご覧頂けます。
もはや博物館レベルの1着を、自分の手で育てることができる喜びを是非味わって頂きたいです。
アイテム単体で見るとコーディネートに落とし込むことが難しく感じるかも知れませんが、あまり深く考えず色落ちしたジーンズや軍パンなどにサンダルやスニーカーなど。
夏らしく、軽快に合わせてみて下さい!
いかがでしたでしょうか?
正直なところまだまだ紹介し足りないのですが、気になる方は是非店頭にて説明させて下さい…(笑)
少しでも、着用時のイメージ参考になれば幸いです。
いよいよ明日から”VINTAGE CLOTHING FAIR”スタートいたします。
スタッフ一同、皆様にお会いできること、新たな提案ができることを心より楽しみにしております!
Arch STELLAR PLACE 小見野