ANATOMICA / PEA COAT

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ArchやAnatomicaを語る上で外すことのできないミリタリーアイテム。
その中でもUS Navyのアイテムは特に深い関わりがあると感じています。

AnatomicaやRocky Mountain Feather Bedを制作している35 Summers代表でありながら、ヴィンテージコレクターとしても有名な寺本氏。
また、U.S. Navyについて非常に造詣の深い人物です。

氏自身、初の著書である「5536」ではU.S. Navyにまつわる様々なアイテムを多角的に分析し、現代人ならではの見解が述べられており、その圧倒的な知識量や探究心に、仕事だからではなく”ただの服好き”として非常に感銘を受けました。

話が少々脱線してしまいましたが、今回はその「5536」内でも紹介されている30’sのPea Coatをベースに制作されたAnatomicaオリジナルのPea Coatをご紹介致します。

Anatomica / Pea Coat
Color / Navy
Size / 38 , 40 , 42 , 44
Price / ¥132,000- in tax

そもそもPea Coatは、軍の上級士官向けに特別に仕立てられたオーバーコートが後に下級士官向けに街着としてショート丈になったものが支給されるようになりました。
これが民間に出回るようになり、Pea Coatという俗称でファッションアイテムとして絶対的な地位を確立します。

今の時代でも古着屋に赴けば、比較的リーズナブルに手に入るアイテムではありますが、30’sのものとなるとそうもいきません。
この時代は、なんと1着1着がテーラーメイドで制作されています。
そのため、軍服とは思えないほど美しいシルエットかつ何とも荘厳な佇まい。

「13スター、10ボタン」
ヴィンテージ好きの方には聞き馴染みのあるキーワードかと思いますが、アメリカ合衆国が独立した時の州の数を表す13スター。
そして位置にまで拘った、10ボタン。

その他、細部に至るディテール全てのクオリティーが圧巻の一言です。

ウールメルトン生地と聞くと、ゴワゴワした硬い生地を思い浮かべるかと思いますが、このコートに使用されている生地はサテン織りになっているため肌触りが良く滑らかです。
良い意味で概念が覆されます。

写真だと少々分かりづらいですが、襟にはダイヤモンドステッチが施されており大振りな襟を立てた際の存在感も抜群です。

男らしく無骨ながらも、どこかエレガントで上品に見えます。
オリジナルのPea Coatは鉛のように重たいと聞いたことがありますが、Anatomicaのものはいざ着ると見た目と反してとても軽く、ストレスを感じさせません。

これらは技術の発展とAnatomicaならではの圧倒的なパターンの良さの賜物です。

今のトレンド的にPea Coatをここまで拘り抜いて制作しているブランドは少ない印象があります。
“本物”のPea Coatをお探しの方にも自信を持ってオススメできる1着です。

最近コートの動きが早くなって参りましたので、無くなる前に一度袖を通しにいらして下さい。

Arch STELLAR PLACE 小見野

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