CHARLIE BORROW Roll Top RuckSack
CHARLIE BORROW(チャーリーボロウ)の鞄との出会いはArchに入社してからすぐだったのを覚えています。
その当時は大した知識もなく、一目惚れで購入したのですが、使ってゆくうちに、CHARLIE BORROWの事をより知りたくなり、諸先輩に話しを聞いたり(取り扱うようになったきっかけなど)、自身でも調べていくようになり…。
CHARLIE BORROWにのめりこむのにはそう時間は掛かりませんでした。
クラシックなジャケットスタイル、カジュアルなデイリーウェアにも、はたまた職人気質なクラフト感にもマッチする。
気付くと今では、私に欠かすことの出来ない存在です。
そして好きが高じて、2年前に開催した”CHARLIE BORROW Fair”
そのイベント開催の際に、数あるラインナップの中でも、「質実剛健」という言葉が特にふさわしい圧倒的なオーラを放つモデルに出会い…。
いつか市電通りでも展開していたいと思っていたのでした。
メインの生地に選んだのは、フラックス「亜麻」と呼ばれる自然繊維のなかで、最強といわれているファブリック。
1917年にスコットランドで設立された、イギリス、ヨーロッパの軍隊のために強靭な生地を製造する工場で作られています。
湿気をスポンジのように吸い取り、生地が乾き、繊維が膨縮を繰り返してゆき、撥水の効果が生まれるのです。
オリーブカラーには、防水防腐加工を施しており、元々は軍用のウォーターバケツを作る生地である為、防水性に非常に富んでいます。
CHARLIE BORROWのバッグは、より使い手が長く使えるようにと細かいディテールや素材選びからその思想を感じられます。
しっかりと厚みのある持ち手は、18ヶ月もかけて完成するオークバーク鞣しによるブライドルレザー。
英国で唯一継承しているベーカー家によって、150年以上製作され続けており、高級靴の靴底にも用いられる程、上質で丈夫である事がわかります。
その厚い5mmのオークバーク・フルグレインレザーレザーを贅沢にも、ショルダーハーネス(肩紐)に使用し、重厚感さながら、ただならぬ存在感を放っています。
アウトドアブランドのリュックサックのように最新の技術を用いた軽量さはないですし、ドリンクホルダーのような便利なギミックはありません。
使い始めはお世辞にも使い勝手が良いとは言えないかも知れませんね。
ですがアナログで伝統的な技術や素材によって生まれた物は、廃れていく事はありませんし、何よりも自分の行動と共に経年変化していく様は、ハイテクノロジーな物作りには感じられない魅力だと思うのです。
金具は、主に馬具類用の金具を製造している王室御用達の鋳物工場で熟練の職人によって磨きをかけられます。
この技法もまた、とても強く、強力な圧力をかけても壊れない程頑丈になることを保証します。
少しの期間、私が所持している全モデルをエイジングサンプルとして、お店に置いておこうと考えています。
使い込んでいった後の経年変化が、気になるという方もいらっしゃると思いますので、お気軽にお声かけください。
そして皆さまにはお伝えしなければならない事があります。
今回の入荷を最後に、現段階では、CHARLIE BORROWの今後の入荷の目処は立っておりません。
次回の入荷は、再来年なのか、5年後なのか、はたまた…
ですが、こういったクラフトマンシップが感じられるプロダクツが失われつつあるのが現状であり、これから先、貴重な存在となっていくのは間違いありません。
常にあるという事が当たり前に思ってはいけないという事を、こういう時に痛感させられます。
まだまだお話ししたい事は、山ほどありますが、それは是非店頭でお話しさせてください。
ARCH市電通り 荒
Roll Top RuckSack
Fabric Military Flax
Color Flax
Price ¥173,800(inc tax)
Roll Top RuckSack
Fabric Military Flax
Color Olive
Price ¥173,800(inc tax)
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