S.E.H KELLY / Tielocken Coat

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勝つために作られた洋服が現代となってはファッションアイテムとして、幅広く市民権を得るようになりました。

無駄のないディテールは機能的が最善とされた軍により生み出され、いつしか私たちが憧れ、着たいと思わせるものが多くあります。

20歳頃に街で着ている人たちをよく見かけるようになり、あのベルトで止めるコートは何だろうと思っていました。

“Tielocken Coat”
ボタンがなく、スッキリとした印象のコートはベルトを金具などのバックルだけで留める仕様。
トレンチコートの前身であり、1895年に某B社が製作し、イギリス・ボーア戦争で将校たちに向け納入されたことが始まりです。

南アフリカとの戦いで、そこまで寒くなかったとみられ、当時はコットンギャバジンを使用したTielocken Coatが主でした。

S.E.H KELLYからそのTielocken Coatをリスペクトし、アイデンティティが詰まった1着が遂に到着致しました。

まず目に飛び込んでくるのはこのカントリー感あるツイードの生地。
イギリスの気候に合わせて、製作したのであろう生地は肉がありながらも、しっとりとした心地よい肌触りで、真冬の北海道でも十二分に暖かさを保つ事ができると容易に想像できるほどです。

よく見ると様々な色味の糸が混ざり、奥行きのある表情。
古き良き工場や生地を自分たちの足で探すからこそ使える生地だと改めて実感します。

襟は正統派なノッチドラペル。
狭いVゾーンはタイを閉めた時も綺麗に収まります。

ジャケットを着た時にも難なく羽織れてしまう太いアームホールは現代に良い意味で媚びておらず、伝統を感じます。
また、その他にも正面から見るとセットインスリーブ、後ろはラグランスリーブというスプリットラグランもしっかり感を残しながらも肩の可動域を広げてくれるので、着ていてとても楽であり、ブランドらしいアイデンティティを感じます。

背面にはインパーテッドプリーツを施し、手を前に出した時の可動域を広げてくれる役割を果たしており、機能的です。
冬に色々と着込み、動きを制限されるということもないので、窮屈さを感じさせません。

ここにもらしさが表れています。
フラップ付きのポケットの横にオリジナルには存在しない、ハンドポケットが配置。

ついついポケットに手を入れてしまう私としては大変嬉しいディテールです。

バックルには当店でも馴染みあるCHARLIE BORROWと同じ金具が使われております。
重厚感があり、このツイードの素材にも負けないバランスで設計。

Tielocken Coat
Color / Cedar
Size / S , M , L

Price ¥217,800-

裏地に張られたレーヨンは袖通しを快適にしてくれるのもポイントです。

今の気分としてはスーツや肉のあるジャケットと共に羽織りたい1着。

デニムにパーカーを合わせてもいいのですが、私としてはやはり、ミリタリー発祥のコートにはJohn Smedleyにトラウザースを合わせるなど、綺麗めに着たいです。

スーツにこのコートを着て、革手袋をして手にはトランク、メガネはメタルのゴールドを掛けて、そのままイギリスのバーミンガムに行きたいですね。
行った先のBarでは勿論アイリッシュウィスキー片手にパイプなんかも咥えて。

ついつい妄想が膨らむ1着です。笑

数多くのお問い合わせを頂いておりますが、少量の入荷となっています。
是非本格的な寒さが来る前にご覧下さい。

“S.E.H KELLY”
サラ・エリザベス・ハケット・ケリーとポール・ヴィンセントの二人によってイギリスで立ち上げられ、生地やボタンなどのパーツ全てをイギリスメイドに拘り、洋服を製作する稀有なブランド。

生地と材料は、優れた地方の工場と協同組合の豊富な品揃えから供給されており、1700年代から続くツイードファクトリー、国の唯一残存しているホーンボタンのメーカー、イングランド中部地方の家族経営の会社など、カシミヤ、羊毛、ツイードなど様々なところから供給されている。

サラ・エリザベス・ハケット・ケリーはサヴィルロウで工場と生地屋のコンタクトを取り、プロダクションを円滑に回す仕事をしていました。そして、ある時からなぜ、サヴィルロウでしか扱えない生地や工場があるのだろうと思い始めたそうです。
そこで、サヴィルロウにしか知られていない上質な生地や技術をデイリーウェアに落とし込みたいと思い、ブランドを立ち上げた。

Arch 市電通り 上田

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