KENNETH FIELD / HUDSUN jacket GOAT LEATHER Made by EMMETI

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KENNETH FIELDの現在から過去のアイテムを振り返ると、シューズ、セーターは英国製、ワークシャツ(CIGER SHIRT)やドレスシャツ(B.Dシャツetc)はアメリカ製と、それぞれの分野を専業としたメーカーや国に、KENNETH FIELD流のアプローチを加え、別注製作した製品が数多く存在しています。

先日ご紹介した、William Lockieのニットポロや、春夏にリリースされたSandersのMonk Shoesなど….。
両ブランドの特徴を同時に感じる事のできる、とても贅沢な取り組みですが、

今回は、レザー製品を得意とするイタリアのラグジュアリーアウターブランド。EMMETI(Made in Italy)が製作したゴートスウェードレザーのスポーツコートのリリースです。

HUDSON jacket GOAT LEATHER
Made by EMMETI
color / CAFE
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EMMETI(エンメティ)は、イタリアンのブランドらしい上質なレザー使いや人間の体躯を熟知したエレガントなフィッティングが特徴で、1975年イタリア、フィレンツェ近郊の町ヴィンチで創業したイタリア製を貫くラグジュアリーアウターブランド。中でも、ナッパレザー、スウェード、ムートンなど、体のラインに沿ったフィッティングでも着用しやすい滑らかな素材を使用したコレクションが多く存在します。

そんなEMMETIが、KENNETH FIELDの50’s UNCON 型をベースにしたスポーツコートを製作。

3ボタン、3パッチポケット、(腰元はフラップ付き)
ややナローなラペル。センターベント、裾は緩やかなラウンド。そして絞りのないボックスシルエットと、アメリカントラディショショナルな50’s型。

“レザー専業のイタリアのブランドが作る、アメリカンなジャケット。(スポーツコート)”です。

裏地は無く、レザーの切り替え部には全てブランドオリジナルのリーフ柄をあしらったキュプラ地によるパイピング処理。イタリアのブランドらしく袖口の3つのボタンは開閉可能な本切羽仕様。

使用した素材は非常に柔らかく、しなやかな薄手のゴートスウェード。(山羊革)
薄く漉いたナッパレザーなので非常に軽量。
レザーにも様々な種類が存在しますが、EMMETIが得意とする素材使いは、このようなしなやかなレザーが多いようです。

EMMETI とKENNETH FIELD 両者の魅力が感じられる贅沢なアイテム。

ちなみに品名のHudson Jacketは、EMMETIが命名した名。
アメリカントラディショショナルの聖地でもある東海岸に流れるハドソン川の“Hudson”です。

ヴィンテージやアメリカのデザイナーブランドの製品で、目にした事がある方もいらっしゃるかもしれませんが、私達としても非常に新鮮なアイテムであるスウェード素材のスポーツコート。

これからの時期はスウェードのきめ細かい起毛感を活かした、ニット類やネルシャツとのコーディネートを楽しめますし、薄手のゴートスウェード地でアンライニング(裏地無し)ですので袖をロールアップして、春先にシャツ感覚でカットソーとのコーディネートも相性抜群です。

薄手で茶系のスウェードジャケットを見ると、イタリア・ナポリ近郊の避暑地が舞台となったイタリア映画(太陽がいっぱい)の冒頭で、男性が素肌にスウェードのシャツジャケットを着用しているシーンが思い浮かぶのですが、
薄手の生地感と、蒸れにくいスウェードの特性を考えれば、Hudson Jacketも気温が高くて湿度の低い夏の日でも楽しめるのでは?と想像してしまいます。(北海道の夏でしたら高温低湿な夏もあるかと…..)

ラテン系の人々の様に程よく日焼けしていたら、ショーツとのコーディネートもアリかもしれません…

オンタイムでの活躍は勿論ですが、春夏シーズンのコーディネートも想像してしまうほど、汎用性の高いHudson Jacket byEMMETI。

是非店頭にて実物をご覧頂き、着用して様々な発見をして頂けたらと思います。

ARCH米村屋 町田