ミリタリーパンツのワークパンツ顔。

ミリタリーパンツのワークパンツ顔。
カーゴポケットやタックディテール、ダブルニーパッチなどのミリタリーパンツらしいディテールを削ぎ落とした、通称”ベイカーパンツ”。
正式名称は”OG107 UTILITY PANTS”。
その名の通り、”使いやすさ・履きやすさ”を反映させたミリタリーパンツなのです。


洋服が好きな僕として、このボトムスの楽しみなところは洗っていくごとに変わっていく生地の風合いを色合い。
やはりArchで取り扱っている洋服の一つの楽しみ方として、
着ていって・洗っていって自分の体のラインを記憶したり、生地のタッチが良くなっていくこと。
僕はこのベイカーパンツを購入して、かれこれ1年と半年ほどが経過しましたが、
オリーブの褪色具合や二本針ステッチのパッカリング、まるでライトフランネルのような毛羽立った柔らかい肌ざわり。
1年と半年ぐらいの着用歴ですが、
札幌にいたとき、冬場は室内でよく着用していたものでそのまま部屋着にしたり、パジャマにしたり、と。笑
(日常着にするのはかなりおすすめです!! 軍パンは洗ってナンボ!!なので!!)
おそらく通常着用であれば、2倍の3年分ぐらいの着用歴でしょうか。
ここまで着込んだら「ヨシヨシ」といった感じ。
履くたびにコットンサテンのソフトタッチにやられます。

以前、僕コムラが札幌にいたときもよく話していたのが、
“ベイカーパンツ=軍パンの501”、だと。
前身頃と後身頃の縫い目はいろいろな仕様があったり、(割り縫い・巻き縫い、一本針・二本針)
ボタンの仕様やポケットの縫製方法が異なっていたり、
股上の深さや裾に向かってのシルエットも異なっていたり。
いかにもアメリカンミリタリーらしいてんでバラバラなボトムスですが、
その中でもMSG&SONSのUTILITY PANTSは”ちょうど良い” が具現化したベイカーパンツ。
“軍パンの501″と表現されるようにサイズ選びはジャスト〜ワンサイズ上げがおすすめ。
僕は軍パンらしいドーンとしたシルエットを楽しみたいので、
ワンサイズあげて、横のアジャスターボタンで絞っております。
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先日京都出張の際に、社長山内がいっていたコト。
「いろいろな軍パン履いてきたけど、Archとして提案したいパンツは、
フランス軍のM-47とアメリカ軍のジャングルファティーグパンツ、それとベイカーパンツだな!!」
やっぱり、カーゴパンツとベイカーパンツは別物なんですね〜。
Archのイチ、スタッフとして”すべて持ってる!!”、と一安心。
僕としては胸を撫で下ろす気持ち、なのでした。
Arch Tokyo 小村
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