履いたことのない靴を、履いてみて。
「長く使うことができる・使いこむごとに着用感がよくなり、より雰囲気が増すもの」というフレーズに、
めっぽう弱く、さきざきに向けての投資と思い、好んで革靴を購入していました。
きっとこれは僕だけではないはず、、
革靴が好きなみなさまには、とっても共感できるフレーズではないでしょうか。
ゆえに革靴を自分のワードローブに加えるときには、とても慎重になるのです。
どうやって着こなそうか、履いていったときのことを想像したり、果たして僕はこの靴を履きこなすことができるだろうか、と考えてみたり。

その結果、僕の靴棚には、ブラックと明暗はあるもののブラウンの革靴ばかり。
ストレートチップやプレーントゥ・モックトゥ、モンクストラップのもの、表革のものもあれば、スエードのものもある、カーフのものもあれば、オーストリッチのものもあります。
昨年は、ひょんな出会いからウエスタンブーツも購入したっけ、、
(写真に写り切っていないのですが、笑)
規格外の幅広甲高の足である僕にとって、ローファーには激痛のイヤな経験があって諦めてしまい、
なんとなく「ブラックとブラウンさえあればOK」という根拠のない考えがあってそれ以外のカラーにはあまり目もくれず、
あとは持っている革靴を大事に大事に、ソール修理しながら履いていこう、と思っていました。

それが今年、KENNETH FIELD / MONKSTRAP by SANDERSを履いて、その考えがガラリと変わることになります。
ブラックとブラウンの革靴しか持っていなかった僕にとって、この靴は洋服観の転換点です。
持ったことがないものを持ってみる、履いてこなかった靴を履いてみることの楽しさ。
洋服はやっぱり楽しいですね~~。
具体的にどんなところが楽しいのか、、
僕が惚れ惚れしているのは、その履きやすさということはもちろんのこと、
(詳細のブログはこちらからご覧ください。)
タンカラーのスエードの懐の深さ。



みたままの通りブラウンレザーより明るい色合いなので、コーディネートが一気に明るくなり、軽快な印象に。
今まで持っていた革靴の色が偏っていたこともあり、タンカラーの靴を履くことの印象の変化が楽しいんです。
いつもの僕のコーディネートにこの靴を履いてガラッと雰囲気が変わって。
僕のように革靴お腹いっぱいの方に向けて、”おかわり”することを強くおすすめします。笑
僕がこの靴を購入してから好んで合わせているのは上の写真の3つ。
今までだとこの雰囲気でブラウンレザーの革靴を合わせていましたが、
寒くなってきて、コーデュロイやウールトラウザーとコーディネートしてどう見えるのか、とても楽しみなところ。

スエードレザーならではの毛羽立ちや、タンカラーは日焼け??によるものなのか色合いも濃くなってきます。
やっぱり革ものは履きジワの陰影だったり、使って行ったときの表情の変化が一つの醍醐味ですよね。
着用して、ふとしたときに新品の状態と比べて風合いが変わっていると、「ヨシヨシ。」と思います笑
特別なにかしたか、というと、履き下ろす際に申し訳程度のスエードレザースプレーを吹きかけました。
あとは履くだけ、そう、履くだけなのです。
スエード素材はラフに履けることが一つのメリットである、と僕は考えています。
・
ソールが減ったときのことを想像。
この靴を履いていってソールを交換するとしたらなににしよう。
いまこのモンクストラップシューズには、タンカラーのスエードレザーにクレープソールがついている。
僕のイメージとしてはイギリスの名門、C社のデザートシューズ。
砂漠や荒野にカモフラージュするためのタンカラーとコンフォータブルなクレープソールのブリティッシュなスタイルで。
もちろんもとのままクレープソールでオールソールするのも良いけど、せっかくなら別のスタイルで。
いま「こうしたい!!」と思っているのは、レンガいろのブリックソール。
淡いスエードレザーにレンガいろのソール、アメリカンな雰囲気にスタイルチェンジ!!
履いて行った先、ソール修理をするときのことを想像するとワクワクするモンクストラップシューズ。
いったい、一足で何回楽しませてくれるのでしょうか、、笑
・
この靴から、あらためて履いたことのないものを履く楽しさ、を感じました。
ブログをご覧いただいている皆さまの中でも、僕から同じことをお伝えさせていただいているかもしれません。
ご購入いただいたお客様、ぜひ僕と一緒に楽しみましょう!!、
そしてサイズは限られますが、ぜひ店頭でもお伝えさせてください!!
この靴を履いているいま、ならいうことができます。
「ブラックとブラウンの革靴を持っていればOK!!
、でもタンカラーのスエード靴を持つともっと洋服が楽しい!!」、と笑
Arch Tokyo 小村
Instagramはこちらから