Coast Guard Jacket by KENNETH FIELD×ARCH
昨年の夏、京都で行ってる”KENNETH FIELD”の展示会に訪れた際のお話し。
その前に….昨年の春夏にKENNETH FIELDからリリースされた”WAR IS OVER”のコレクションは、衝撃的でした。
1969年に、ジョン・レノンとオノ・ヨーコが世界12都市で”WAR IS OVER IF YOU WANT IT”という広告メッセージを発信しました。
人々が戦争を終わらせることを望み行動に移せば、やがて戦争は終わるはずだ」と主張して、世界の人々の一人一人が平和を願うことの大切さを訴えていました。
彼らが当時、ミリタリーアイテムを見に纏っていた背景には、このメッセージが込められていたそうです。
その歴史的背景を大事にし、当時のミリタリーウェアーにフォーカスを当て、KENNETH FIELDのフィルターを通して製作された洋服に、”WAR IS OVER”のタグが付けらます。
このコレクションが新しくリリースされた事により、次の春夏(2022SS)は、どんなミリタリー ウェアーを作っているのか?
前回が、V6Pのベトナムパンツだったから…次はミリタリーシャツ?
いや、そもそも毎年リリースされるのか?
なんて妄想しながら、京都を歩いていました。
到着して、2022SSのラインナップを一通り見終わった後、どう考えてもあのコレクションがない…今回はなかったのかと肩を落としていた時、KENNETH FIELD草野氏から、あるご提案が….
徐に出てきたのが、80年代のDEADSTOCKのTALON ZIPPERと、男なら惹かれるリブニット。
A-2,G-1同様のミルスペックで作られたリブニットと、TALON ZIPPER…これだけで興奮が止まりません。
さらに、このパーツを使いリップストップ生地で、”WEP JAKCET”を作りませんかという話しをして頂いたのです。
勿論ARCHの別注として…
モデルは、”Coast Guard”に支給されていたジャケットをベースに、某フランスのカジュアルブランドをオマージュした、ベージュの色味で…
話を聞いていくと、なんとあの映画”JAWS 2″から、このジャケット製作に繋がっていったそうです。
アメリカンミリタリーなのに、何故かヨーロッパ的なニュアンスがあるミリタリージャケット。
それは、色味や素材なのか…僕らにとってこの手のアイテムをベージュで作るのは、そんな意味合いが込められています。
70年代頃のPARISのセレクトショップに敬意を込めて…
詳細は、明日のブログにてご紹介します。
ARCH 宅見