KENNETH FIELD ×ARCH

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先日、ご紹介しておりました”KENNETH FIELD×ARCH”による、”ミリタリージャケット”をご紹介します。

1970年代に上映された”JAWS 2″からインスパイアされて生まれた今回の、”Coast Guard Jacket”

フロリダ州、マイアミに近い土地で撮影された事もあり、登場する人物の着こなしは、勿論軽装。

主人公扮するロイ・シャイダーが、”Coast Guard Jacket”を着こなすシーンは、カットオフされたショーツに、ピタピタの肉厚な杢のT-シャツ、そして上から”Coast Guard Jacket”を羽織っているのです。

その土地ならではのリアルな着こなし…そして何気なくさらっとこのジャケットを着ている姿がとてつもなく格好良いのです。

アメリカの匂いプンプンの”C.G JACKET”を、”ベージュカラー”で仕上げたのには、フランスの某カジュアルブランドへのオマージュから。

米軍のオリーブカラーのジャケット を、ベージュやブラックで表現するのは、なんだかフレンチな印象が僕らにはあります。

素材には、FATIGUE PANTSでお馴染みの”リップストップ”を使用しています。

1970年代、ベトナム戦争の終戦間もないアメリカで生まれた、カルチャーやファッション、そしてミリタリーウェアーにフォーカスを当てて…

このジャケット を羽織りたいです。

COLOR BEIGE
SIZE M / L / XL
PRICE ¥88,000 in tax

見た目に迫力がある格好良さではなく、男らしい野暮ったい雰囲気にグッとくるスタイルのある一枚です。

ショート丈でリブニット、ミリタリーファブリック…この無骨な一枚をどう着るか?

良い意味で頭を悩ませてくれる一着だと思っています。

1970年代のデッドストックのTALON ZIPPERを施し、ミルスペック同様のリブニットを贅沢に落とし込みました。

裏地には、KENNETH FIELDのSPORTS COATで使われるリーフ柄のキュプラを。

表と裏のギャップがこのジャケット の魅力の一つでしょう。

ジャケットの上からでも羽織れる位ゆとりがあり、中の裾がはみ出てる位が格好良いです。

アメリカ人の日常着のように、スウェットにジーンズと何も考えずに着ても、なんだかバタ臭くて格好良いんですよね。

この絶妙なニュアンスのミリタリージャケットは、着ると心を鷲掴みにされるはず…

格好良い洋服や有名な洋服は世の中に沢山溢れているけど…

自分でどうやってこのじゃじゃ馬を乗りこなすか?

そんな事を、映画や雑誌から読み取り考えるのも洋服の面白さだと思います。

このジャケット を着てそんな事を考えていました。

KENNETH FIELDの草野氏からJAWS 2のお話を聞いて、まさかこんな格好良い着こなしがJAWSの劇中であったのかと驚いていましたが…

さらに驚きのあるジャケットの着こなしが後半に…
このお話は、2022年秋冬へと続きます笑

お楽しみに。

ARCH 宅見